ジュージュー焼ける香りと熱!都内人気鉄板焼の厳選8店

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鉄板焼、それはゲストの目の前で繰り広げられる食のエンターテイメント。
店の特長はそれぞれあるが、いずれも鉄板を間に挟み、シェフとゲストが一体となれる食ライブの舞台。
少し肌寒くなった今日この頃、あつーい鉄板でジュージュー焼ける香りと熱を感じたい!
そんなあなたに、思わず引き寄せられる都内人気鉄板焼の厳選5店をご紹介。

『加藤牛肉店 シブツウ』

本店の神髄をお手頃価格で気軽にいただける

言わずと知れた肉の名店『加藤牛肉店』が支店をオープンするのに選んだのが渋谷。

渋谷2丁目の住所にちなんで名づけたという『シブツウ』では、『加藤牛肉店』を象徴する山形牛の雌牛のステーキや自家製のシャルキュトリーをリーズナブルに味わうことができる。

予約が取れない人気の銀座店はコースが主体だが、こちらはアラカルトのみの提供。
カウンター席前の鉄板で焼き上げるステーキは、単品で80g からオーダー可能。

ポーションを少なめに設定し、コロッケやメンチカツなどの惣菜類を充実させることで、もっとカジュアルに山形牛を楽しんでもらいたいという思いを実現させた。カトギューを知りたいなら、まずはこちらに一度足を運んでみるべし。

『らんぷ』

鉄板ステーキは誇るべき日本の文化である!

「鉄板焼きは高い。」そんなイメージを見事に払拭してくれるのが、こちらの店『らんぷ』。
芸能人御用達の恵比寿の名店の魅力は、何と言ってもA5ランクの黒毛和牛サーロインステーキが¥1,900で楽しめるというコストパフォーマンスの高さ。

また、海鮮やお好み焼き、グラタンバーガーなる〆までリーズナブルにアラカルトで頼める。
豊富なメニューラインナップは色々食べたい欲張り女子にもぴったりだ。カウンターに座れば、関西ノリで明るくフレンドリーなスタッフと目の前で調理する臨場感に自然と会話も弾む。

鉄板焼きの常識を打ち破る「美味い、安い、楽しい」の三拍子が揃ったマルチハッピー店だ。

『鉄板焼 くびれ別邸』

隠れ家的人気店の魅力は絶対的なコスパ!

本店の『鉄板屋くびれ』は、明治通り沿いに佇む隠れ家的な人気店。
「本店に入れないお客さまが増えてきたため」という理由から、徒歩10分圏内の場所に設けられた『鉄板焼き くびれ別邸』では、ゆったりと落ち着いた雰囲気のなか、旬の鮮魚や鹿児島産A5黒毛和牛など、厳選された食材を使用した鉄板焼きが楽しめる。

この店が支持される理由の1つは、なんといってもコースのコストパフォーマンスの高さ。「広尾コース」¥7,000は、全9品からなり、蝦夷鮑の鉄板焼、ヒレとサーロインのステーキ(計約100g)、〆のウニ手巻きも含まれるという充実の内容。

約190度の鉄板でじっくり焼かれる厳選素材を、ワインと共に堪能したい。

つづいては、すご腕シェフが人気のヒミツ!の鉄板焼店をご紹介

『NAGAOKA SAKUMO』

食材持込みOK!見事にさばくその腕前は神の手のよう

20年間、神戸でお好み焼きを焼いてきた店主の長岡作茂氏は、“最高級の食材”と“お好み焼き”を同じ鉄板で焼く。A5ランクの和牛や車海老もお好み焼き用のテコで焼く姿は、不思議と違和感がない。

火力の強い鉄板の扱いは百戦錬磨で、素材ごとの水分量に合わせた繊細な焼きのテクニックはさすがだ。
そしてお客の食べるスピードや好みもさっと察知し、それに合わせて食材や味付け、焼き方も調節してくれる、鉄板のプロフェッショナルだ。

食材や酒の持ち込みは自由で、これが食べたい!といえば、鉄板を使って一番旨い焼き方で仕上げてくれる。
特筆すべきは、メニューにない卵の包み焼き。豚肉とねぎが優しく卵で包まれていて、口中でとける感覚がどうにも堪らない。カリッと焼くねぎ焼きも絶品だ。

ホテルのA級鉄板グルメにも、お好み焼きのB級グルメにも自在に変貌する長岡流は、彼の優しさの片鱗によるもの。
一度食べると、なぜかまた無性に彼に会いたくなる。

『Steak Tominaga』

フレンチ出身のシェフが鉄板焼のイメージを凌駕する

鉄板焼きレストランが多く見られる銀座に、石垣島のきたうち牧場直営の『ステーキ トミナガ』が誕生したのが2013年。ここで扱うのは、深い香りと濃厚な味わいを持つ石垣島きたうち牧場プレミアムビーフだ。

大麦主体の餌で40カ月間長期飼育することで、脂の融点が低くアミノ酸を豊富に含んだ肉質を実現。料理長の冨永 剛さんも「肉を扱う料理人であれば、一度は使ってみたいと思うはず」と、太鼓判を押す。

ここで味わえるのは、霜降りが溶け込んだ赤身に思わず陶然とする赤珊瑚(ロース)と、まろやかで上品な味わいの真珠(ロース)、1頭からわずか5kgしか取ることのできない琥珀(ヒレ)。

ゲストは3種のなかから好みの肉を選ぶことができる。赤身肉の味わいのなかに上品な脂がさらりと溶け出し、舌に甘美な余韻をもたらす。赤身肉の新たな一面に驚くこと必至だ。

基本のコースはメインのステーキのほかに、前菜やサラダ、食事など8品。ゲストのリクエストにこたえ、オーダーメイドに仕立てることも多い。フレンチ出身のシェフが手がける前菜やストーブのココットで一組ごとに炊き上げる炊き込みご飯など、充実した内容はいわゆる鉄板焼きのイメージを軽々と飛び越える。

最後は、やっぱり王道!ホテル内にある鉄板焼をご紹介

ロイヤルパークホテル/鉄板焼すみだ

クラシカルな手法が五感の喜びを呼び覚ます

鏡のように磨き込まれた鉄板の上に、オリーブオイルをひと吹き。やがて目が、耳が、無意識のうちに美食への期待に打ち震えゆくディナーの幕開けだ。

『ロイヤルパークホテル』最上階にあるこの店は、奇を衒わぬクラシカルな鉄板焼で勝負する。食材は産地指定、旬の味覚を吟味。オリーブオイルと香り付けのゴマ油、芳醇なバターで素材の持ち味を引き出していく。街場で噂になる鉄板焼店のように、ゲストの目を引く派手なパフォーマンスは敢えて封印。

それは、場所に相応しいもてなし方を心がけている証。そんなホテルならではの落ち着いた所作が安心感を生み、ゲストは思い思いの時間を、時にシェフの手元に興味をそそられつつ、ごく自然に五感でシズル感をキャッチしながら、いつしか至福の時へ。

メインダイニングからは、光彩を放つ東京タワー、食後のデザートコーナーでは、東京スカイツリーのシルエット。その姿も充足感に華を添えてくれる。

ホテルニューオータニ/鉄板焼 清泉亭

シルバーウィークに東京を訪れた客人のおもてなしにも最適

秋になってもまだ緑が濃く茂るホテルニューオータニの日本庭園。1万坪の広さを誇り、400年もの歴史を有するこの庭にたたずむ「清泉亭」は、3つのシェフズテーブルからなる小亭の鉄板焼。香ばしく焼ける肉や野菜をすぐ目の前に、自然に笑みがこぼれてくる。

鉄板焼きは楽しみたいが、なかなか長い時間を過ごすのが難しい方にうってつけなのが、ご自慢のランチのセット。
例えばランチメニュー”若草”のメインのミニッツステーキ。これはディナーに出される特選和牛のサイドの部分を使用。肉の味はそのままにお手頃価格となり、その形状から焼き上がりは通常よりも早い。

さらに時短ポイントなのが、この店が駐車場を有しているということ。クルマで乗りつけ、徒歩移動なく店に入れるという手軽さが嬉しい。

ホテル日航東京/鉄板焼 銀杏

最高の状態の熟成肉を自分だけのコースで

見事な日本庭園を望める、和の『鉄板焼 銀杏』。4つのカウンターを抱えるこの店では、近江、佐賀牛などA4ランク以上の和牛を、イノシン酸が最も多いベストな熟成タイミングで供する。だからこそ、味付けは岩塩でシンプルに。和牛そのものの味わいを引き立てるプロの技に、太鼓判を押す食通も多い。

また、締めのガーリックライスもオープン当初からの名物。和牛の焼き脂が馴染んだ白飯に、白にんにくと黒にんにくが香るライスは、芳ばしさとおこげに誰もがはまる傑作だ。

鉄板焼の醍醐味はゲストとのコミュニケーション。その利点を最大限に生かした料理長お薦めがプリフィックスコースだ。
ゲストと会話しながら前菜や魚料理、ワインまで、全てを焼き手がコーディネートする。
鉄板割烹と称される同店に相応しい、究極のコースと言えそうだ。

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