ザ・シング役をかけて争ったお笑いタレントたち

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 「クロニクル」(2012)のジョシュ・トランク監督が、マーベルコミックを原作に、4人のヒーローチームの活躍を描く「ファンタスティック・フォー」の日本語吹き替え版声優の公開オーディションが、9月14日に都内で開催。お笑いタレントのなかやまきんに君、お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニーが、“岩男”ザ・シング役をかけ、しのぎを削った。

 「ファンタスティック・フォー」は、体が伸縮自在のリード・リチャーズ(マイルズ・テラー)ほか、不慮の事故で特殊体質となった男女4人が、未知の敵と戦うさまを描く。ザ・シングことベン・グリム(ジェイミー・ベル)は、リチャーズの無二の親友であり、岩の体を持ってしまった悲劇の青年という役どころだ。

 オーディションには、審査委員長として「ガレッジセール」のゴリが登場。サングラスをかけカーディガンを首に巻いた“プロデューサー風”スタイルに身を包んだゴリは、「ザ・シングはファンタスティック・フォーの4人の中でも仲間思いで1番好き。厳しく審査します」と宣言した。まず登場したなかやまは、自己紹介でいきなり噛んでしまい、「1番やっちゃいけないこと」と、ゴリと司会を務めた「バッファロー吾郎」の竹若元博からしっせき。なかやまは負けじと「体は鍛えている」と、チーム屈指の怪力を誇るザ・シングとの共通項をアピール。あごの強さを示すべく、ゴムを口にくわえるという荒わざに挑戦するが、引っ張る役のゴリが手を放してゴムが顔に直撃。トークもスベり気味で「不採用です」とスタジオを追い出された。

 続くアントニーは、「僕もこの見た目なのでザ・シングのようにコンプレックスを抱えている」と語りだすと、ゴリは「心の役作りのスタートとしては非常にいい」と称賛。その場で、研究施設にとらわれたグリムがリチャーズに助けを求めるシーンの公開アフレコに挑戦するが、ゴリはアントニーの棒読みぶりに「不合格だ! 優しさや葛藤が見えない」と激怒。「お手本を見せてください」とアントニーに切り返されるも、ゴリはおびえきったグリムを見事に演じきり、満場一致でザ・シング役に決定した。この結果により、オーディションを受けに来たメンバーを差し置き、ゴリが吹き替え版に参加することに。真に迫った演技を披露したゴリは、「光栄です」と言いながらもトーク中に噛んでしまい、竹若に「気持ちがたかぶっているんですね」とフォローされていた。

 「ファンタスティック・フォー」の日本語吹き替え版では、堀北真希が透明化能力を持つヒロイン、スー・ストーム(ケイト・マーラ)役で実写映画の吹き替え声優に初挑戦する。10月9日から全国公開。