特別ユニフォームに身を包んだ(左から)茅野愛衣、水瀬いのり

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 人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)の長井龍雪監督による青春群像劇「心が叫びたがってるんだ。」(ここさけ)の公開を控えた9月13日、東京・西武プリンスドームでの埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ戦でコラボレーションイベントが開催。主人公・成瀬順を演じた声優・水瀬いのりと、「あの花」のヒロイン・めんま役の茅野愛衣が始球式に参加し、イベントにあわせて「心が叫びたがってるんだ。」のテレビスポットが公開された。

 本作は、「あの花」と同じく埼玉県・秩父が舞台。かつて失言で家族の関係を壊してしまい、謎の“玉子の妖精”に「おしゃべり」を封印された順ほか、高校生の男女4人が「地域ふれあい交流会」の出しものであるミュージカルの上演準備のなかで成長していくさまを描く。

 約3万4000人の観客が見守るなか、茅野と共に人生初の始球式を終えた水瀬は、「茅野さんとご一緒でき、2人で決めていたポーズをできてすごくうれしかった」と安どの表情を浮かべていた。その後は、水瀬が2回裏、茅野が3回裏に場内アナウンスに挑戦。7回表終了後には、ライオンズファンの小学生や埼玉県内のゆるキャラ16体らとともに観客を盛り上げた。

 試合後に行われたトークショーでは、3800人を超える観客が集結。茅野は「『ここさけ』は、『あの花』をご覧いただいた方にはクスッと笑えたり、あれ? と思わせる仕かけがあります。『あの花』と同じように愛してくれたらと思います」と語りかけた。イベントでは、当日に28歳の誕生日を迎えた茅野に、サプライズで「あの花」「心が叫びたがってるんだ。」のキャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀と、秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん」が駆けつけ、花束を贈呈。田中は「『ここさけ』のエンドロールは最後まで見てください!」と“仕かけ”を示唆した。

 また、公開されたTVスポットは、全部で2種類。1つ目では、寺の境内で過ごす順とクラスメートの坂上拓実が描かれる。人と話すと腹痛を起こしてしまう順に、坂上は「伝えたいことがあるなら、歌ってみるのもありなんじゃね?」とミュージカルへの参加を後押しする。順の心が動く瞬間を鮮やかにとらえた一瞬だ。2つ目は、夜のコンビニ前にたたずむ拓実に、順が思いのたけを訴えるシーン。「私の、気持ち……本当にしゃべりたいこと!」と必死に叫ぶ順の姿から、“思いを伝えること”の尊さを感じられる内容となっている。

 長井監督、脚本・岡田麿里、田中の「あの花」トリオが再結集した本作は、水瀬のほか、内山昂輝、雨宮天、細谷佳正、藤原啓治、吉田羊が声優を務める。9月19日から全国公開。