写真はインスタグラムより

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 MLBのテキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有(29)が、ダイエット用のインスタグラム(@darvishsefat11)を開設した。9月11日、約135万人のフォロワーを数える自身のツイッターで、こう宣言した。

「明日からダイエットを始めるので興味ある方はインスタへ!」

 すると、初投稿前からインスタグラムのフォロワーはまたたく間に増加。この反応の良さに、ダルビッシュも、

「フォローめっちゃ増えてる。。緊張してきた。。」

 と、ツイートした。結果、アカウント開設3日でフォロワーは11万人を突破している。

 そんなダルビッシュが公開したダイエット朝食の内容は、玄米ご飯、脂身が落とされた鶏肉、ホットプレート、パプリカ、グレープフルーツだ。パプリカを小分けにした写真の投稿には、ハッシュタグ「#ThankyouSeiko」の文字が。「Seiko」とは、パートナーの山本聖子と思われる。

 ストイックな食事内容の中に心あたたまるハッシュタグ。フォロワーからは、

「タグが愛に溢れてますね!」

 というコメントも見受けられた。

「凡人には参考にならない」

 ダルビッシュのダイエットを見て、「俺も痩せたい」と刺激を受けた反応も多かった。しかし、

「すごいストイックそうだよね」
「凡人には参考にならない」

 ダルビッシュの意識が高すぎるのか、不思議なことに「じゃ私もダルビッシュ式でダイエットしよう」という声は、ほとんど見られない。

「ダルってなんでこうも面白いんやろな」
「ファンサービスやぞ」

 このように、温かく見守る反応が圧倒的だ。メソッドが支持されているというよりは、人格が支持されているのだ。

 これまで、数々の報道に対してツイッターで反論してきたダルビッシュ。ダイエット開始についても各社がニュースにしたが、さっそくツッコミを入れている。

 日刊スポーツでは、ダルビッシュのダイエットについて、低カロリー中心のメニューとし、

「鶏肉や野菜を中心に『筋肉は残しつつ体脂肪を削る』のだという。」

 と紹介した。しかし、この記事に対しダルビッシュは、ツイッターでさっそく反論している。

「これだけ見ると鶏肉と野菜だけ食べれば体脂肪削れると思ってしまいますが、ちゃんと炭水化物も摂っています。ダイエット中も炭水化物は非常に大事です。GI値は気をつけないとですが」

 GI値とは、食べ物が体内に入り、糖になった段階で血糖値のスピードを示すもの。ダルビッシュはご飯を食べているが、GI値が低く、白米よりも栄養価が高い玄米を選択している。

 ダルビッシュのストイックな食生活は、ツイッターなどSNSでもたびたび話題になっている。9月に入ってからも、高校球児は白米の摂取量は多いが、「圧倒的に蛋白質不足」であると、ツイッターで警鐘を鳴らしていた。そんな背景もあってか、日刊スポーツの記事だけを読むと、ダルビッシュは炭水化物抜きダイエットをしていると勘違いしてしまいがちだが、実際はそうではない。

 今年3月に右ひじを手術し、今シーズンは投げられない見込みのダルビッシュ。来シーズン復帰を目指す最中でのダイエット宣言となったが、来シーズン、引き締まった体でマウンドに立つ姿を期待したい。

(取材・文/春山修司)