内野と吉本の激しい“口撃”が展開 (C)2015「罪の余白」フィルムパートナーズ

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 第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央氏の処女小説を、「臨場 劇場版」(2012)の内野聖陽と、第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリに輝いた吉本実憂の共演で実写化したサスペンス「罪の余白」の本編映像が、このほど公開された。主人公の行動心理学者・安藤(内野)が、吉本演じる美しき女子高生・咲に激昂(げっこう)して手を上げるショッキングな内容になっている。

 映画は、名門女子高に通う娘・加奈(吉田美佳子)を謎の転落事故で亡くした安藤が、学園でカリスマ的な人気を誇り、事故に何らかの形で関わっていた咲の計略にはまり、次第に追いつめられながらも、加奈の死の真相を突き止めようともがくさまを描く。

 公開されたのは、コンビニの前で安藤が咲と向き合う緊迫感あふれるシーン。心理学者でありながら、娘の気持ちをわかってやれなかったと自責の念にさいなまれ憔悴(しょうすい)しきった安藤は、娘が校舎のベランダから飛び降りた一部始終を目撃していた咲を疑い、その前に立ちはだかるが、危険な本性をむき出しにした咲に「あなた、加奈のことわかってます?」「加奈はベランダに立っててテンパりまくってました。おびえた小鹿みたいでギャグかと思いましたもん」と次々に残酷な言葉をぶつけられていく。あげく、咲に「あれ? いっぱいいっぱいですか。親子そろってつまんねえ」と辛らつすぎる言葉を浴びせられた安藤は、持っていた酒瓶を投げ捨てると「貴様、ふざけるな!」と絶叫し、鬼の形相で平手打ち。地面に倒れこんだ咲に馬乗りになってつかみかかり、「お前が殺したんだろうが!」とどなる。内野が娘を失い、ぼろぼろになるほどに傷ついた父親の深い悲しみを全身で表現している。

 「罪の余白」は、「スープ 生まれ変わりの物語」(12)の大塚祐吉監督がメガホンをとり、谷村美月、葵わかな、宇野愛海、堀部圭亮、利重剛、加藤雅也らが出演する。10月3日から全国公開。