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 SXSW映画祭2015で最優秀観客賞に輝いた、低予算ヒーローアクション「ターボキッド」の予告編が、このほど公開された。1980年代のテレビゲームを思わせるコミカルな世界観のなか、競技用自転車「BMX」にまたがった登場人物たちが、文明崩壊後の危険な荒野を「マッドマックス」さながらに爆走する。

 核戦争によって文明が崩壊した97年。水争奪が絶えない野蛮地帯で暮らす若者キッドは、謎の少女アップルと出会い恋に落ちるが、アップルは極悪首領ゼウスに誘拐されてしまう。キッドは、アップルを救うため人生のバイブルであるコミック「ターボライダー」のスーツをまとい、敵のアジトに乗り込む。

 予告編では、主人公キッドのみならずいかつい風貌の悪の集団が、シュールに自転車を乗り回す。「BMXアドベンチャー」「ブレインデッド」「ネバーエンディング・ストーリー」「グーニーズ」などを思わせる要素を詰め込み、急展開なラブロマンス、無意味におびただしい量の血が飛び散る悪と戦いが繰り広げられる。「スキャナーズ」「トータル・リコール(1990)」などで存在感を放ってきたマイケル・アイアンサイドが、極悪ゼウスを演じている点にも注目したい。

 クリエイティブ集団「Roadkill Superstars」のフランソワ・シマード、アヌーク・ウィッセル、ヨアン・カール・ウィッセルが、ジェイソン・アイズナー監督(「ホーボー・ウィズ・ショットガン」)の助言を受け、オムニバスホラー「ABC・オブ・デス」に落選した短編「T is for Turbo」を初の長編映画として完成させた。第31回サンダンス映画祭でプレミア上映され、SXSW映画祭2015など各国の映画祭で話題を集めている。

 「ターボキッド」は、10月3〜9日に東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋でレイトショー公開。2016年1月13日にブルーレイ&DVDが発売。