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メガネをかけている男性をイメージするとインテリ、オシャレ、真面目などが思い浮かぶ。一方、英国紳士をイメージするとどうだろうか、上品、礼儀正しい、教養がある。そんなふたつの要素が組み合わさったたまらないほどクールな映画がある。それが『キングスマン』だ。

「マナーが紳士を作るんだ」
ロンドンのサヴィル・ロウにある高級スーツ店キングスマン。その実態は、どの国にも属さない世界最強のスパイ機関キングスマンだった。

コリン・ファース演じる主人公、ハリー・ハートはブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなすキングスマンのエリートスパイ。常に死と隣合わせの危険な任務を遂行しているハリーたち。そんな中ハリーは、作戦中に惨殺された隊員の代わりを補充するため、世界一危険な面接試験を行っていく。

本作の見どころのひとつが、ブリティッシュ・スーツに身を包んだハリーのアクション。開くと防弾シールドにもマシンガンにもなる傘、先端からナイフが飛び出す仕込み靴、ライター型手榴弾、毒入りペン、防弾スーツ……。スパイ映画に付き物のガジェットはすべて英国紳士風に変換されて登場する。そして見た目や立ちふるまいに一分の隙もない。ダブルのスーツに、ブレモンの時計、そして……メガネだ。

登場キャラクターを見ていて気付くことがある。……そう、『キングスマン』に登場する男は皆メガネをかけているのだ。

主人公のハリー・ハート、キングスマンを率いるリーダーのアーサー、キングスマンの新人候補生を指導する教官マーリン。そして敵役、世界規模のテロ計画を進めるIT富豪のリッチモンド・ヴァレンタインに至るまで全員メガネをかけている。『キングスマン』は英国紳士スパイ映画であると同時に、英国メガネ紳士映画でもあるのだ。

作中でハリーは、かつて命をかけて自分を救ってくれた同僚の息子、ゲイリー・“エグジー”・アンウィンをキングスマンの新人候補としてスカウトする。だが、エグジーはどうやらメガネをかけていない様子……。「キングスマン」とは、エグジーが立派なキングスマンになるため、そしてキングスマンの一員になり、メガネをかけるようになるまでの物語、なのかもしれない。映画『キングスマン』は現在、公開中。