「恋人たち」本ポスター

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 数多くの映画賞を受賞した「ぐるりのこと。」から7年ぶりとなる、橋口亮輔監督のオリジナル脚本による長編最新作「恋人たち」の本ポスタービジュアルが完成した。

 作品は、通り魔殺人事件によって妻を失い、橋梁点検の仕事をしながら裁判のため奔走する男アツシ。そりが合わない姑、自分に関心をもたない夫との平凡な暮らしに突如現れた男に心が揺れ動く主婦・瞳子。親友への思いを胸に秘める同性愛者で、完璧主義のエリート弁護士・四ノ宮。心に傷を抱えながら、幸せを求めて生きる3人の“恋人たち”を描く絶望と再生の人間ドラマ。“作家主義×俳優発掘”を理念とする松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画製作プロジェクト作品として製作された。

 すでに発表されているティザーポスターでは、首都高高架下の川なかに一人たたずむ主人公アツシの後ろ姿が目を引くビジュアルだったが、今回の本ポスターは、下部に配置された夕暮れ時の雑踏のカットとは対照的な、人々が行き交う街中に一人ぽつんと座るアツシの孤独で、静かな狂気すら感じさせる横顔と全体的にブルーな色調が印象的なものになっている。痛みを感じさせるビジュアルとは裏腹に、「それでも人は、生きていく」という力強いキャッチコピーが右側に配置され、アツシにかぶっている。

 また、本作を日本中はもとより、世界へ広めるため、橋口監督の全国訪問と海外映画祭への出品費として、ネット経由で一般に資金提供を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「モーションギャラリー」で、200万円を目標に支援金を募っている(9月4日〜11月6日実施)。ファンドに参加すると、橋口監督による実際の絵コンテや、サウンドトラック、監督サイン入りプレス、劇場鑑賞券、本編に名前掲載など、橋口ファン垂涎の特典が各種用意されており、プロジェクトページには橋口監督がキャストとスタッフを前に、本作への思いを語るスペシャル動画も公開中。

 11月14日からテアトル新宿ほか全国で公開。