劇中に登場するレスリングチーム
「フォックスキャッチャー」のTシャツで登場した長州力

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 1996年にアメリカで起こったレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化した「フォックスキャッチャー」のブルーレイ&DVD発売記念会見が9月9日、都内で行われ、レスリング日本代表として五輪出場経験のあるプロレスラーの長州力が出席した。

 長州は、自らが出場したミュンヘンオリンピックを振り返り「オリンピックの試合シーンは、会場の雰囲気がかなり出ていた」と感心しきり。世界レベルのレスラーからレスリング指導を受けたという、チャニング・テイタムやマーク・ラファロのレスリングシーンは「役者が演じていると気づかず、当時の映像を使っていると思った。動きもアマレスの動きそのままで、説得力がすごくあった!」と太鼓判を押した。

 そのリアリティのあまり、当時の選手たちの姿を思い出したという長州は「オリンピックでメダルを獲る人っていうのは、出場しただけの僕では想像もつかないほど、精神的にも肉体的にも自分を追いつめている。みんな何かを犠牲にしている」と告白。さらに、東京五輪の話題で盛り上がる現況に対して、「開催前やメダルを獲るまでは世間は盛り上がるが、その後は選手たちのことを忘れてしまう」と指摘し、「メダリストは、メダル獲得後の人生もハッピーエンドを迎えてほしい」と切々と語った。

 また映画の感想のみならず、解説や持論も展開する長州に対し、記者から「スポーツ解説もできそうですね!」と言われると、「いやいや、僕はいいですよ」と赤面。しかし、「天龍源一郎さんと競馬中継に挑戦していましたよね」とツッコまれると、「じゃあ、源ちゃんが馬を引くなら、またやります」と笑顔で答え、会場を爆笑させた。

 「フォックスキャッチャー」は、「マネーボール」「カポーティ」のベネット・ミラー監督が手掛けるサスペンス。Tシャツ付ブルーレイ BOXは6800円、ブルーレイは4700円、DVDは3800円(すべて税抜き)で発売中。