炭酸が飲みたくなったら、コーラよりもガラナを。スッキリ爽やかで良い効果もたくさんあるのです。

ガラナとはどんな飲み物なの?

南米アマゾン川流域原産の赤い果実で、種子のエキスには覚醒効果や疲労回復効果があると言われ、不老不死の飲み物として扱われてきました。現在では主にブラジルで炭酸飲料として利用されています。なぜか日本では北海道だけに広まっているのですが、これはコーラがアメリカから日本に上陸した今から約60年前、コーラに対抗すべくガラナを製作したにもかかわらず、コーラの圧倒的勝利でガラナは本州から消えていったのです。しかしコーラ旋風が北海道に上陸する3年の間にガラナは炭酸飲料として道民に定着してしまい、コーラと並ぶ飲み物として今でも愛されているということ。そんな歴史があったなんて面白いですよね。

ガラナの効果とは?

ガラナにはカフェインと同類のグァラニンという物質が含まれおり、眠気を取り、脳を覚醒させ集中力を高める効果があります。カフェインよりも吸収が遅いため穏やかな覚醒効果が望め、習慣性も出にくいと言われています。また、筋肉に溜まる乳酸を排出する効果があるので疲労回復にもなり、筋肉がつきやすい身体に。カフェイン同様、利尿作用や解熱鎮痛作用もあり強壮効果もあることから、男性の精力剤にも使われています。

スポーツやダイエットにはガラナのほうがよい

ガラナの疲労回復や強壮効果は、ブラジルのサッカー選手がワールドカップ中に毎日飲んでいたことで注目されました。血液中の脂肪を分解する作用、筋肉の乳酸を排出し基礎代謝能力を向上する作用からダイエットサプリとしても多く販売されています。グァラニンのカフェイン様の成分はコーヒーの3倍とも言われ、解熱鎮痛の薬としても用いられていますが、吸収が穏やかだとしても飲み過ぎは良くないので注意しましょう。


writer:しゃけごはん