バロテッリが自ら“火消し”…揶揄発言否定し「レアルは夢のクラブ」

写真拡大

 日本代表FW本田圭佑が所属するミランのFWマリオ・バロテッリが、自身の公式ツイッター上でレアル・マドリードを揶揄する発言をしたという報道を否定した。イタリアメディア『TUTTO mercato WEB』など複数メディアが報じている。

 今シーズンからミランに復帰したバロテッリは、早速スピード違反で免許停止処分を受けるなど、問題行動が目立っている。更にイギリスメディア『Caughtoffside.com』は、バロテッリが同メディアに対し「バルセロナは唯一、2つのスタジアムを持ったクラブだ。カンプ・ノウは試合のために、サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリードの本拠地)はトレーニング用のだ」との発言をしたと報じていた。

 レアル・マドリードを揶揄するような発言について、バロテッリは「一応、みんなには伝えておくけど、俺はもうバカなことを言うのはやめたんだ。レアル・マドリードをからかったりしたことはないし、今後もしない。俺の夢のクラブなんだ」と述べ、自身の発言であることを否定した。

 同選手はレアル・マドリードが憧れのクラブであることを明言しており、2013年にアメリカ誌『Sports Illustrated』のインタビューで「いつもレアル・マドリードでプレーしたいと思っていた。というのも、僕が子供の頃、あのチームには世界最高の選手達が集結していたからね。自分にとってレアル・マドリードは世界のトップに君臨するクラブだ」とコメントしていた。

 バロテッリはミラン復帰の条件として厳しい規則を守ることをアドリアーノ・ガッリアーニ副会長から命じられていた。今回は自ら“火消し”を行ったとも受け取れるが、加入早々に“憧れのクラブ”が他のクラブであることを改めて宣言してしまった。この発言をクラブがどう捉えるのか、今後の動向に注目が集まる。