俳優の杉良太郎が、阿部寛主演のドラマ「下町ロケット」(TBS系で10月から放送)に参戦することがわかった。主人公・佃航平の前に立ちはだかる帝国重工の社長・藤間秀樹役に扮し、TBSの連続ドラマでは「水戸黄門」(1969〜71)以来、約44年ぶりの出演を果たす。

 「半沢直樹」シリーズや「空飛ぶタイヤ」など、数々の作品を世に送り出してきた池井戸潤氏の直木賞受賞作が原作。下町の工場を経営している佃が、仲間たちとともにさまざまな困難を乗り越え、ロケットエンジンの開発という夢を追いかける姿を描いた。阿部や杉のほか、NHK連続テレビ小説「まれ」のヒロイン役を務めている土屋太鳳が共演する。

 杉が演じる藤間は物語の鍵を握る重要な役どころで、ドラマで大企業の社長を演じるのは自身初。「制作スタッフより『このドラマを通して視聴者に地道に頑張る下町の方々の情熱を届けたい』という熱心な気持ちを聞き、『自分が何かお力になれるのなら』と思い、今回、参加させていただくことにしました」と出演の経緯を明かす。そして、「日本には世界に誇れる技術がたくさんあると思います。それらは長年培ってきた職人技や、そこにかける思いから成り立っているものだと思います。何事も1人の情熱に勝るものはありません。1人の思いが大きな力を生み出す、このドラマは、そんなことを教えてくれるのではないかと思います」と真摯に話している。

 杉との共演にあたり、阿部は「今から大変興奮していますし、同時に緊張もしています」とコメントを寄せる。さらに、「殺陣はもちろん、演技や所作に至るまですごい技術をたくさん持っている方。こんな機会はまたとないので、杉さんの背中から何かそういう『もの』を見て盗んで、どこまでこの現場で“自分の中で宝として受け止められるか”非常に楽しみにしています」と意気込みを語っている。