テイラー・スウィフトの新曲MVに非難が殺到/写真:SPLASH/アフロ

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若い女性たちのポジティブなお手本だったテイラー・スウィフトが、新曲のMVが「人種差別的すぎる」としてネットで非難の嵐を浴びている。

【写真を見る】MVでは、クリント・イーストウッドの息子、スコット・イーストウッドがテイラーと共演/写真:SPLASH/アフロ

アフリカで撮影された「Wildest Dreams」のMVは、クリント・イーストウッドの息子、スコット・イーストウッドとテイラーの共演作で、1950年代の映画スターたちが現地で撮影を行っている設定になっている。

同作のジョセフ・カーン監督は、このビデオは単なるラブストーリーであり、政治的なメッセージは全く含まれていないと弁明しているが、「白人による植民地支配的なクズのような映像」といった怒りのツイートがネットに殺到している。

英紙デイリー・メールによれば、「リッチな白人のアフリカへの幻想がロマンティックなの?」「アフリカ大陸から黒人の姿を消して、植民地時代のアフリカで恋に落ちることがあなたの『最もワイルドな夢』なら、あなたの快楽の基準を疑います」「エチオピアでビデオを撮影しておきながら、一人も黒人が出てこない。これでも彼女は人種差別者ではないの?」といった意見がツイッターに寄せられているが、一部のメディアもこの作品には手厳しいようだ。

「2015年の現代に、テイラー・スウィフトと彼女のレコード会社、そしてMV製作会社が、白人によるアフリカの植民地支配へのファンタジーをグラマラスに表現したビデオを作って問題はないと思ったこと自体がショッキングだ」とNRPの記者は書き、The Daily Dotのライターは「レトロなハリウッド・ロマンスを表現しようとして、レトロな人種差別まで表現してしまった」と評している。

カーン監督は、自らアジア系であることを指摘し、プロデューサーや編集はアフリカ系の人々が担当していたので人種差別的な意図で作られた作品ではないと主張し、「テイラーはこのビデオで得る収益の全てをアフリカで絶滅に瀕している動物を守り、経済的に苦しんでいる人々を援助するためのチャリティーに寄付する」と語ったとデイリー・メールが伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】