(左から)ラバーン・コックス、ウゾ・アドゥバ

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 日本でもサービスを開始したアメリカ発のインターネット映像配信サービス「Netflix」のオリジナルドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」に出演するラバーン・コックスとウゾ・アドゥバが来日し、インタビューに応じた。

 パイパー・カーマンによる実録ノンフィクションを元にした本作は、元レズビアンのお嬢様、パイパー・チャップマン(テイラー・シリング)が、過去に犯した罪で女性刑務所に投獄され、それぞれに過去を抱えた囚人たちと交流するさまを描いている。

 2014年に第66回エミー賞で3部門受賞、14&15年にはゴールデングローブ賞2年連続ノミネート(第71回、第72回)を果たし、シーズン4の製作がすでに決定している人気シリーズだ。Netflixならではの過激な描写も随所に見られるが、コックスとアドゥバは、「脚本を読んで非常にワクワクした」と口をそろえる。

 エキセントリックな行動が目立ち、主人公に恋心を抱くスーザン役のアドゥバは、「キャラクターが生き生きとしていて、多面的に描かれている。みんな不完全だけど、それを受け入れつつ、その日その日を、最善を尽くしながらやっていくんです」と語り、さまざまな過去を背負った女性たちを軸に描いたヒューマンドラマだと続ける。「遠い世界の人と思いがちな囚人と、視聴者に意外な共通点があるというところが、本作の1つの注目ポイントだと思います。そこは演じる側としてもすごく意識していて、キャラクターが人間性を帯びるように演じていきたいです」と抱負を語った。

 一方、自身も役柄のソフィアと同じくトランスジェンダーであるコックスは、ジョディ・フォスターが監督を務め、ソフィアの過去が描かれるファーストシーズン第3話を「私の女優としてのキャリアを変えてくれた魔法のような体験でした」と述懐。“クリエイター至上主義”を掲げるNetflixを「革命を起こしてくれた」と評し、作品に参加した喜びを語った。

 「製作側にも出演する側にも、あれこれ指図せずに自由にやらせてくれる。純粋に仕事として楽しむことができるし、キャラクターやストーリーも今までに見たことがないような新しい視点で描けていると思います。ストリーミングだと、全13エピソードを一気にリリースできる。(映像界に)変革をもたらせてくれていると思います」。その言葉を受けたアドゥバも、「13時間の映画のよう。それだけの時間をかけられるから、丁寧にキャラクターの変化を描くことができるし、作品に純粋に没入することができるという意味で、非常にやりがいがある」と、Netflix作品は、出演者にとっても新鮮な経験になったと語った。

 「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」は、Netflixで3シーズンが一挙配信中。