コルマウクル監督と共にエベレストでの撮影に果敢に挑んだキャスト陣 (c) Universal Pictures

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 伊ベネチアで開催中の第72回ベネチア国際映画祭でオープニング作品に選ばれたサバイバルドラマ「エベレスト3D」のワールドプレミアが9月2日(現地時間)、同映画祭の会場内で行われ、ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ホークス、エミリー・ワトソン、ジェイク・ギレンホールらキャスト陣と、バルタザール・コルマウクル監督が参加した。

 世界最高峰エベレストで1996年に起きた実話を、3Dで映画化。エベレスト登頂ツアーに参加した登山家たちが、さまざまなアクシデントに見舞われながらも登頂に成功するが、下山の最中に嵐が接近。ブリザードが吹き荒れるなか、隊が散り散りになってしまい、個々が帰還しようと必死にもがくさまを迫力の映像で描く。

 「ザ・ディープ」(2012)では実際に起きた海難事故を描いたコルマウクル監督は、「現実に基づけば基づくほど、リアルな映像を撮影できる。できるだけ多くの映像をネパールで撮った」と語り、キャストたちにも現地で登山を体験させたと明かす。キャスト陣も、コルマウクル監督の本物志向に賛同し「我々はできるだけ多くの恐怖感を実現したかったし、そのために自分たちが実際に経験しようとした」(ブローリン)、「実際の現場に行かなければこの映画を作れなかったと思う。そこへ通うことは大変なことだった。すごい経験だったよ」(クラーク)と振り返った。

 まさに命がけの撮影となったが、コルマウクル監督とキャストは、すっかり山に魅了された様子。「山に近づくほど、その魅力を感じた。自分の核心に触れ、1番リアルな自分が出てくる気がした。山は“野望”のようなものだ」(コルマウクル監督)、「誰もが1度はエベレストを、自分の目で見るべきだろう」(クラーク)と、“山男”の一面をのぞかせた。

 「ゾディアック」(07)など“実話もの”の出演経験もあるギレンホールは、「実際に起きたことを再現すると、そこには大きな責任が伴う」と役作りへのポリシーを語る。「セッションズ」(12)のホークスもまた、「役作りのためにできたことは、自分が演じる人の知り合いと話すこと、そして、できるだけ多くの真実を探ることだった」と、入念なリサーチの上で撮影に挑んだと明かした。

 なお、キャスト陣は会見の後、レッドカーペットに登場。現地のマスコミとファンからの声援にこたえた。

 「エベレスト3D」は、11月6日から全国公開。