第16回東京フィルメックスビジュアル

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 第16回東京フィルメックスの開催が、11月21〜29日に決定。ジャック・タチ「ぼくの伯父さん」のポスターデザインを手がけたピエール・エテックスの特集上映が予定され、このほどエテックスの代表作「大恋愛」(1969)の一場面を用いた映画祭ビジュアルがお披露目された。

 特集上映で紹介するのは、2010年のカンヌクラシックス部門で復刻版がオープニング上映された「大恋愛」と「ヨーヨー」(65)の2本で、エテックスが監督・脚本・主演を務め、ジャン=クロード・カリエールが共同脚本を担当。ともに日本初公開となる。

 タチに影響を受け、「ぼくの伯父さん」(58)で助監督や俳優を務めたエテックスは、62年に「女はコワイです」で長編デビュー。「ぼくの伯父さん」シリーズのポスターのイラストを手がけるなど、幅色い分野で活躍する。「フェリーニの道化師」での本人役をはじめ「マックス、モン・アムール」「ル・アーブルの靴みがき」などエテックスの作品を強く支持する映画作家の作品に俳優としても出演している。

 「大恋愛」発表後は劇映画から離れており、権利関係の問題でフランス国内でも長らくエテックス作品の上映機会は恵まれなかったが、2009年にはミシェル・ゴンドリーやミシェル・ピコリ、デビッド・リンチ、ウッディ・アレンら映画人や映画ファンが、エテックスへの権利返還を求める陳情の署名活動を行った。

 第16回東京フィルメックスでは、アジアの若手によるコンペ部門、最新の注目作が並ぶ特別招待作品の上映や、各国から来日するゲストと観客との質疑応答、トークイベントが行われる。