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ストレージクラフト テクノロジーは9月1日、イメージバックアップソフトウェア「StorageCraft ShadowProtect SPX Cross Platform」を発表した。日本語へのローカライズが完了しており、10月1日より、販売を開始する。

同社は今年の5月18日、ShadowProtectに、Linuxサーバ対応版として、バックアップ、ディザスタリカバリー、データ保護、マネージドシステムの移行が可能なソフト「StorageCraft ShadowProtect SPX 日本語版(以下SPX)」を発表しているが、今回、そのWindows版がリリースされたことにより、Cross Platformとなった(ライセンスは別)。

これにより、Windows版の画面からLinux、Linuxの画面からWindowsも管理できる。

Linux同様、独自のジョブタイムライン機能を採用。バックアップの実行タイミングと成功/失敗を直線上にグラフィカルに表示し、それぞれのバックアップポイントをマウスで選択することで、そのバックアップの詳細を表示し、バックアップ内容の確認やリカバリー操作ができる。

ストレージクラフト テクノロジー ジェネラル マネージャー 岡出明紀氏は、ShadowProtectがセキュリティの担保が必要なマイナンバーに有効だと強調。そして、「ShadowProtect SPX Cross PlatformはWindowsでもLinuxでも、仮想も物理も問わず同じUIで対応できるようになった。マイナンバーに対しては、事業継続性確保、セキュリティー確保、災害対応、データの破棄の4つの面で貢献できる。最短15分間隔の自動バックアップできるので、事業を継続しながらバックアップでき、万が一の際にデータ喪失を最小化できる」と語った。

また今回、WindowsおよびLinux環境のクロスプラットフォームに対応したSPX Cross Platformに、ストレージクラフト独自の遠隔システム監視ソリューション「ShadowControl 3.0」(無料提供)を組み合わせることで、ウェブベースで単一のコンソールから、管理下にある異なるロケーション・異なるOS(Windows/Linux)で稼働する機器(物理・仮想サーバーからエンドポイントまで)のバックアップとリカバリーを設定・管理することができる。

また、新しいShadowControlでは、VMware vCenterやMicrosoft System Centerなどの一般的なハイパーバイザー管理ツールを使用している場合でも、StorageCraftPlug-inを使用することで、直接ShadowControlを仮想環境に統合できるようになった。これにより、ハイパーバイザー管理コンソールから直接バックアップの管理と監視が可能となり、詳細な情報、レポート、特定のログへのアクセスが必要な場合でも、クリック1つでShadowControlのウェブコンソールへ移動ができる

ShadowControlではそのほか、バックアップ・ポリシーを作成し、複数のエンドポイントに1つの操作で適用したり、適用は単一マシンやマシングループに対しても適用できる。

ストレージクラフト テクノロジー アジア地域担当営業事業本部 本部長 キルゴア健氏は、 コンプライアンス戦略の重要なポイントとして、事業継続とデータの有効性、コンピュータシステムのソリューション 、データのセキュリティと暗号化、データの複製と保持を挙げ、 ShadowProtectのメリットは簡単、柔軟性、高速、信頼性だと強調した。

同社では9月1日から国内ではじめて開始する新しいパートナープログラムを作成し、これにより、中堅中小向けの販売網を強化し、2016年末までにパートナーを10社獲得するとした。

そして同氏は「ShadowProtectの認知度を上げ、パートナーが売りやすい環境を整えたい。 企業は最悪の事態に備えることが大切で、それが最善の結果をもたらす。それをパートナーと一緒に出していきたい」と述べた。