コメディセンスを存分に発揮したビル・マーレイ (C)2014 St. V Films 2013 LLC.  All Rights Reserved.

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 ハートウォーミングコメディ「ヴィンセントが教えてくれたこと」で、ギャンブル好きの頑固オヤジを好演したビル・マーレイのインタビュー映像が、このほど公開された。マーレイが、車を運転しながらインタビュアーの質問に答えるという一風変わった内容になっている。

 映画は、その日暮らしの生活を送るヴィンセント(マーレイ)が、生活資金ほしさから隣家に引っ越してきたいじめられっ子の小学生オリバー(ジェイデン・リーベラー)の世話を引き受け、父のいないオリバーに競馬やいじめっ子の撃退方法を教えつつ、仲を深めていくさまを描く。本国アメリカでは口コミでロングランヒットとなり、第72回ゴールデングローブ賞で作品賞と主演男優賞にノミネートされた。

 マーレイにとって、本作は一言でいうと「心が痛くなるコメディ」だそうで、「さまざまな出来事に、ものすごい勢いで巻き込まれる人々を描いている。登場人物は自分の置かれた状況から逃げ出せないか、逃げようとしないんだ。(だから)観客は『次は何が起こるんだ?』ってなる」と持論を展開。脚本に関しては、本作で長編映画デビューを飾ったセオドア・メルフィ監督とディスカッションを重ねたと明かし、「『こういうセリフはどうだい? 言い回しをこう変更してはどうかな?』と、色々と提案した。監督は快く受け入れてくれたよ」と振り返りつつ、「監督はとても意欲的だし、情熱にあふれている。実に周到に準備して撮影に臨むタイプだな。いつもエネルギーに満ちていて、すばらしいよ」と人間性をも絶賛した。

 映画では、ヴィンセントとオリバーの年齢を超えた友情が時に見る者を笑わせ、時に涙を誘うが、マーレイは「ジェイデンはいい子役だよ。毎日好きになっている」と頬を緩ませる。「日々成長するんだ。この前も、本当に見事な演技を見せたんだよ。私がこれまで見事だと思った俳優たちと同じくらいすばらしい演技をね。妥協せずに、突き進む子だよ」と続け、そんなリーベラー演じるオリバーとの出会いは、ヴィンセントにとって「人生の意味を見つける」ものになったのだと語る。「私みたいな年齢の人間は、子守りなんてすべきでないかもしれないが、何もしないよりマシだ。誰かに影響を与えることもできるんだ」と役さながらに、“人生の希望”を与えられた様子を見せた。

 「ヴィンセントが教えてくれたこと」は、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、クリス・オダウド、テレンス・ハワードが出演。9月4日から全国公開。