息の合った演技を見せる佐藤浩市と本田翼 (C)2015 桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会

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 直木賞作家・桜木紫乃の小説を佐藤浩市と本田翼の初共演で映画化した「起終点駅 ターミナル」の最新予告編が、このほど公開された。My Little Loverによる主題歌「ターミナル」も流れ、孤独な男女のドラマをエモーショナルに彩っている。

 「起終点駅 ターミナル」は、北海道・釧路を舞台に、愛した女性を死に追いやった悔恨にさいなまれる国選弁護人・鷲田完治(佐藤)が、秘密を抱えた女性・椎名敦子(本田)の弁護を担当したことをきっかけに、両者が心を通わせていくさまを描く。

 予告編は、鷲田の目の前で、学生時代の恋人・結城冴子(尾野)が線路に飛び込むというショッキングなシーンから始まる。事件から25年後、愛した女性を失った悲しみから立ち直れず、抜け殻のような日々を送る鷲田は、どこか陰のある女性・敦子の弁護を担当することに。鷲田を「先生」と慕い、自宅まで押しかけてきた敦子に得意の料理をふるまうなどして交流を図るうちに、2人の距離が少しずつ近づいていく様子がしっとりと描かれる。

 新予告編には、鷲田が運転する車の助手席で位牌を抱え、悲痛な表情を浮かべる敦子の姿や、ぐったりとした敦子が横たわり、鷲田に介抱されているシーン、鷲田が敦子に「ダメだ。絶対に戻ってくるな。生きてさえいればいい。生きていてくれさえすれば」と語りかけるという、切ない別れを予感させるシーンなどがふんだんに盛り込まれている。「深呼吸の必要」(2004)、「地下鉄(メトロ)に乗って」(06)でも篠原哲雄監督と組み、本作では主題歌を書き下ろすと共に、劇中の音楽を担当した小林武史によるドラマチックな音楽も画面に憂いをもたらせている。

 「起終点駅 ターミナル」は、中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげるらが脇を固める。11月7日から全国公開。