21日、「緋雪・櫻舞 藤田麻衣子&吉岡亜衣加 LIVE IN SHANGHAI」と題して行われたライブで、シンガー・ソングライターの藤田麻衣子が約1時間にわたり熱唱。上海のファンを魅了した。

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2015年8月21日、「緋雪・櫻舞 藤田麻衣子&吉岡亜衣加 LIVE IN SHANGHAI」と題して行われたライブで、シンガー・ソングライターの藤田麻衣子が約1時間にわたり熱唱。上海のファンを魅了した。

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21日、会場となった上海浅水湾文化芸術センターには早くから若い男女が詰めかけていた。

会場のオープンが近づいた午後6時には、エントランス前の広場が人であふれ、今回のライブの盛況ぶりがうかがえた。会場オープンと同時に長蛇の列を成していた人たちが続々とホールの中に吸い込まれ、見る見るうちにアリーナはスタンディングの観客で埋め尽くされた。

当ホールのキャパシティーは500人ほどではあるが、中国国内のロックバンド、DJ、日本の声優、アイドルなど、さまざまなジャンルのミュージシャンがコンサートやイベントを開催しており、地元上海の若者達が詰めかけるホットスポットとして有名だ。

今回のライブは2部構成。第1部を藤田麻衣子、第2部を吉岡亜衣加がそれぞれ担当する。午後7時、ライブがスタート。藤田麻衣子がステージに姿を見せると場内から一斉に歓声が上がり、客席はサイリウムライトで染まった。1曲目から得意のバラードを披露。言葉が通じない分、伝わるだろうかと不安を感じていた藤田であったが、観客は完全に藤田の歌の世界に引き込まれている様子だった。

1曲歌い上げた後、藤田は、片言の中国語で自己紹介をしてみせた。そこでも大きな歓声。そして、何より驚いたのは、観客のかなりの人が日本語を理解しているということだ。歌の合間のトークは通訳を交えて行ったのだが、かなりの人が通訳を待たずして藤田の日本語に反応している。日本語で声援も飛んでくる。

藤田も完全にいつものペースでパフォーマンスを展開、TVアニメ「緋色の欠片」の主題歌「ねぇ」や「高鳴る」で場内は一気に最高潮の盛り上がりを見せた。藤田麻衣子、後半は、ピアノの弾き語りを披露。泣かせる歌トップランキングに入った「手紙 〜愛するあなたへ〜」を中国語で歌うというサプライズも飛び出した。そして、最後に、デビュー曲「恋に落ちて」。来年、デビュー10周年を迎える藤田だが、「デビューをした時、10年後にこうして海外初ライブを上海の地で行えるとは夢にも思わなかった」と当時に思いをはせ、「これまでの感謝の気持ちを込めて歌います」と歌い出したものの、ついに感極まってしまった藤田。場内からの温かい声援に包まれながら、最後はピアノの手を止め、ステージの前に出てくると、観客と一緒にアカペラで合唱するという感動的なフィナーレで幕を閉じた。

ライブ終了後は、握手会が行われ、上海のファンひとりひとりと交流する一幕もあった。すべてを終えて、藤田は語った。「初めは不安だったんですが、予想以上に私の歌も知って下さっていて、本当に感動しました。まだまだ聴いていただきたい歌がたくさんあるので、ぜひ、また中国に来たいです!」。不安が完全に払拭されたかのような藤田の澄んだ瞳が印象的だった。

ウェイボーには、さっそく感想のコメントが数多く寄せられていた。「6年前、広州の雑誌で藤田さんの存在を知り、今日直接、お話もできて本当夢みたい」「生の歌声に感動した!」「本物の藤田さん、とてもかわいかった」「またぜひ中国でコンサートやって下さい!必ず見に行きます!」などなど。

藤田麻衣子が伝えたかったものは、確実に上海のファンの心に伝わった。そして熱烈なファンの思いもまた藤田の胸に届いたと言える。“涙活”のカリスマが最後に見せた涙が何よりの証だろう。中国での今後の藤田麻衣子の活躍に期待したい。(取材執筆/浜辺・編集/北田)