学生の窓口編集部

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子供の頃はあんなに1年が長く感じたのに、今はあっと言う間……。大人になると誰しもそんなふうに感じるものですが、一体どうしてでしょうか?

海外の女性向け情報サイト「バッスル」で、それに関する研究プロジェクトが紹介されています。プロジェクトを行なったのは、BMWのコンサルタントとしても知られるオーストリアのデザイナー、マクシミリアン・キーナー氏。

1歳や90歳など、人の人生をグラフのように描き表しています。
大人になると1年があっという間に感じるのはどうして?「知覚的には18歳が人生の中間地点」
まず、1歳の赤ちゃんの場合。1年は、全人生の長さです。次に2歳。2年生きた幼児にとって、1年間は、全人生の50%となります。つまり、10歳になったときの1年は、人生の10%を占める程度の時間的感覚で過ごしているというわけです。

これは、フランスの哲学者ポール・ジャネット氏による「絶対時間」という考えにも通じています。その計算でいくと、100歳で過ごす1年は人生の1%に……!

具体的に言いかえると、5歳児が12月に入ってクリスマスを待つ感覚的な長さは、54歳が1年待つのとほぼ同じだそうです。そして、大人の時間的感覚になると皆、人生全体の中間点は18歳あたりのように感じるといいます。

言われてみれば確かにそんな気がする、という人は多いのではないでしょうか? 少々複雑な気持ちがしますが、なんとなく共感できる理論ですね。

参考:
Why Does Time Fly? Maximilian Kiener's Project Beautifully Explains Why The Years Go By So Fast
http://www.bustle.com/articles/99333-why-does-time-fly-maximilian-kieners-project-beautifully-explains-why-the-years-go-by-so-fast