「十字架」ポスタービジュアル (C)重松清/講談社
(C)2015「十字架」製作委員会

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 「とんび」「流星ワゴン」「アゲイン 28年目の甲子園」など、映像化作品を多数もつ作家・重松清氏の吉川英治文学賞受賞作を小出恵介主演で映画化した「十字架」が、来年2月に公開されることが決定し、合わせてポスター画像が公開された。

 同作は、いじめを苦に自殺した中学生の少年・藤井俊介と、その重い過去を背負う同級生と家族の苦悩と希望を描く。自殺したクラスメイト俊介の遺書によって“親友”にされてしまった真田祐(小出)と、俊介の命日と自らの誕生日が重なってしまった中川小百合。息子を見殺しにした同級生たちを許せない父親と、亡き息子の思い出にすがって生きる母親。それぞれが、自らの背負った十字架の重みに耐えながら、20年を過ごすことになる。

 ポスター画像には、清々しい青空の下を歩く俊介の後ろ姿とは対照的に、苦悩の表情を浮かべる4人が大きく配置されている。さらに「14歳で、僕たちは彼の思いを背負った。」というコピーが、問題の根深さと、残された者の葛藤を感じさせる仕上がりとなっている。

 小百合を演じるのは、近年目覚ましい活躍を見せる木村文乃、俊介の両親に永瀬正敏と富田靖子が扮する。「半次郎」などの五十嵐匠監督がメガホンをとる。「十字架」は、2016年2月から東京・有楽町スバル座、大阪・シネ・リーブル梅田、愛知・名演小劇場ほか全国で公開。茨城・イオンシネマ下妻では先行公開が予定されている。