ママ友カースト制から抜け出すためには

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 昨今、子をもつ母親たちを取り巻く環境に大きな変化が起こっている。「ママ友」という言葉が定着し、ママ同士が仲良くないと子ども同士は遊ばせなかったりするのだ。「ママカースト制」という言葉も最近はとくにピックアップされることが多くなった。

 いわゆる、その家の年収、車種、持ち家がどうか、子供の習い事の有無、ママの服装や持ち物でランク付けをされることである。そして、そのランクで「ママ友」になるかどうかを決める、いわゆる損得勘定を重視した付き合いが行われている。

「子どもがクラス替えの時に、食事に誘われたのですが5000円もするレストランで……。そんなお金を捻出する余裕はないので断ったら、ニヤニヤ笑いながらママ同士でヒソヒソしているんです。そんな余裕はうちにはないだろう、と分かっていてわざとやって楽しんでいるんです」(都内に住む専業主婦のNさん・30代)

 こうしたママ友関係は精神衛生上、良くないのは明らか。中にはそれで鬱になってしまうママや、引っ越ししてしまうママもいるほど。

子どもがいる前で苦情をまくしたてた

 では、こうした付き合いや、ママ友カースト制から抜け出すには、どうすればいいのか。今回は、3人の例を挙げて、その打開策をご紹介したい。

「私もママ友関係に悩んでいたんですが、大学時代の独身の友人とも連絡を取り合うようになってから、だいぶ気が楽になりましたよ。子育ては子育てをしている人にしか分からない、と勝手に考えていたんです。でも、全然そんなことなくて、その友人も私の子どもの面倒を見てくれていたりもします。懐かしい話に花が咲いて若返った気分にもなりましたね」(20代後半・パート主婦)

 ママ友以外の友人との交流関係を増やしていくのはひとつの手か。子どもがある程度大きくなったなら、趣味のサークルなどに入るのもいいかもしれない。

 また、子供の頃から陰湿な苛めに悩んでいたというSさん(30代前半の主婦)は、意外にも王道の方法で解決したそうだ。

「私の場合、あまりにも相手の見下す目が露骨だったんで、とうとう耐え切れなくなって、ママ友のボスの家に押しかけて、子供がいる前で苦情をまくしたてたんですよ。あなたたちは、小さい頃『人が嫌な気持ちになることをしてはいけません』と母親から聞いてきたでしょ? それと真逆のことをしているんですよ。そんな親に育てらえた子供がろくな大人に育たないのは分かりますよね?」

 これにはママ友のボスも仰天し、子供を前にしてバツの悪い表情を浮かべるしかなかったようだ。それ以降、ママ友たちもSさんには全く話しかけてこなくなったという。

 そして、こんな荒業をしかけたツワモノも……。

「ママ友とは家族ぐるみで仲良くしていたのですが、だんだんとパシリ扱いされて……。夫に相談しても気のせいじゃないか、と言って相手にしてくれません。それで、ママ友の弱点はなんだろうと考えて思いついたが、ママ友の旦那さん。フェイスブックで偶然を装って繋がり仲良くなって、軽く相談してみたら、ママ友に注意してくれたみたいで。私の味方になってくれてます。元々私に気があったのかも?(笑)。ママ友もヤバいと思ったのか、それからあまり酷いことはしてこなくなりましたね」(30代前半・会社員)

 人は群れると人の悪口を言い、排外的な雰囲気を醸し出すようになるもの。とりわけママ友たちにはその傾向が強い。そんな陰湿な付き合いを絶ちたい人には、ぜひ、参考にしていただきたい。

(取材・文/デイリーニュースオンライン編集部)