「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」の一場面

写真拡大

 日本酒に魅せられた3人の男たちを描いたドキュメンタリー「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」が第63回サン・セバスチャン国際映画祭キュリナリー・シネマ部門に正式招待されることが発表された。同部門には、最近では「二郎は鮨の夢を見る」「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」など後の話題作が招待されており、映画ファンはもちろん、世界の美食家たちからも熱い注目を集める国際映画祭だ。本作は、同映画祭での上映がワールドプレミアとなる。

 メガホンをとったのはハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)に所属する映画ジャーナリストの小西未来氏。海外で日本酒への関心が日に日に高まっていることを強く実感したことをきっかけに、京都・木下酒造で日本酒作りを極めつづける外国人杜氏のフィリップ・ハーパー氏、日本酒の素晴らしさを世界に発信する事により、震災復興に繋げようと奮走する岩手の酒蔵・南部美人の5代目蔵元・久慈浩介氏、神奈川・鎌倉在住の米ジャーナリストで日本酒伝道師として世界で注目されるジョン・ゴントナー氏に密着して、日本酒の魅力を描いた。本作が長編初監督作となる。

 映画祭が開催されるスペイン・バスク地方サン・セバスチャンは「世界一の美食の街」と呼ばれ、大西洋のビスケー湾と肥沃な大地に恵まれて発展したバスク料理と、大衆居酒屋バルが有名な美食の都だ。近年は、ミシュランガイドに格付けされた星付きのレストランの宝庫としても、世界中の食通や旅行者の間で人気急上昇中だ。この日本酒にまつわるドキュメンタリーが、当地に集まる舌の肥えた人々からどのような評価を受けるのかに注目が集まる。

 「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」は世界中の主要国際映画祭で上映された後、2016年、日本でも公開される予定。配給はシンカ。