「プレミアリーグの各チームで最も期待されるヤングスター20人」

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来月8日に開幕する2015-16シーズンのイングランド・プレミアリーグ

それに合わせるかのように、英紙『telegraph』が「最も期待されるプレミアリーグの若手選手たち」という記事を配信していた。今季プレミアを戦う20チームから各1名を選ぶ形で、昨季トップチームの(主要)メンバーでないことが選考基準のようだ。

当サイトのデータベース情報もふんだんに盛り込んでお伝えする。

ジョシュ・マーフィー/ノリッジ/イングランド/20歳/MF

イングランドU-20代表のレフティーウィング。リーグカップでのワトフォード戦でデビューし、ゴールを決めて以降、非常に高い評価を得ている。ノリッジの下部組織黄金時代を知る選手で、2013年のFAユースカップではチェルシーを下し優勝している。ウィング、ストライカー両方をこなしたが、トップチーム昇格後は主に左右のMFでプレー。双子の兄弟ジェイコブもサッカー選手。

トミー・ホーバン/ワトフォード/イングランド/21歳/DF

3バック、4バック問わずプレー可能な長身センターバック。強さ高さがあり、時には左サイドでもプレーする。ここ3シーズン、ワトフォードで確かな存在感を発揮しており、複数のプレミアリーグのクラブも関心を示しているとか。今季はチームがプレミア昇格を果たしたことで、2部へのレンタルも予想されるが、ポテンシャルに疑いの余地はない。自身はイングランドの生まれながら、母親の祖国であるアイルランドのユース代表でプレーしている。

フィリッポ・コスタ/ボーンマス/イタリア/20歳/左SB

イタリアU-20代表でもある左サイドバック。今季キエーヴォ・ヴェローナからボーンマスへレンタル加入。昨季はセリエBのピサに貸し出され、レギュラーとして起用された。キエーヴォでのデビューもまだのようだが、それより先にプレミアデビューとなるか。

ルシアン・ヘプバーン=マーフィー/アストン・ヴィラ/イングランド/16歳/FW

イングランドU-17代表FW。スピードに乗ったドリブルを得意とする。今年3月のサンダーランド戦において、16歳と176日でヴィラのトップチームにデビュー。クラブ史上最年少とも伝えられたが、wikipediaによれば、1960年代には15歳でデビューした選手がいるそうで、それに次ぐ記録のようだ。

ダンカン・ワトモア/サンダーランド/21歳/FW

イングランドU-20代表経験のあるFW。2013年にサンダーランド入りし、昨季はディック・アドフォカート監督からも目を掛けられたそうで、今季はチャンスが到来するかも。サンダーランド移籍後も続けていた経済学の学位取得が終わり、フットボールに完璧に注力することになるそうだ。

ローランド・アーロンス/ニューカッスル/イングランド/19歳/MF

イングランドU-20代表経験のあるウィンガー。空いたスペースへのフリーランがまるで犬がごとき速さで、ボールを持ったら前へ前へとドリブルで突き進んでいく選手。昨季序盤はいいインパクトを見せたが、その後は怪我に泣いた。もとはジャマイカの出身ながら、将来的にはイングランドフル代表を狙いたいそうで、そのポテンシャルはあるとされている。

ルイス・ロウリー/無所属?/イングランド/20歳/DF・MF

昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドからレスターに移籍すると、ユースチームでレギュラーとしてプレーした。守備的MFや左サイドバックでプレーできるユーティリティ性なども、高い評価を受けているとのこと。カンビアッソの後釜になれるとされているが、この夏にレスターから退団している模様。

テイラー・ロバーツ/WBA/ウェールズ/17歳/FW

リヴァプールが関心を示しているという若きストライカー。今夏、トニー・ピューリス監督率いるトップチームの豪州ツアーにも帯同した。なお、16歳という説もあり。

リース・オックスフォード/ウェストハム/イングランド/16歳/DF

イングランドU-17代表経験のある長身DF。この歳ですでに身長は190cmあると言われている。マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルらも興味を示していたと言うが、ハマーズ残留を決意。2014年夏のキャピタルワン・カップでは弱冠15歳にしてベンチ入りし、「魔法使いの子供」と例えられた。今月のEL予選ルシタノス戦に先発出場、16歳198日でのデビューはウェストハム史上最年少だそう。

ライアン・レドソン/エヴァートン/イングランド/17歳/MF

地元リヴァプール出身、5歳でエヴァートン入りしたイングランドU-18代表経験のあるMF。2014年のU-17EURO優勝メンバーで、U-17ではキャプテンやプレースキッカーも務めた。フランク・ランパードと比較する声や、新しいロス・バークリーとの評もある。昨季のELクラスノダール戦でトップチームにデビュー。この夏はシンガポールでのバークレイズアジアトロフィーにも帯同した。

クリスティアン・スケイルズ/クリスタル・パレス/イングランド/18歳/左SB

アラン・パーデュー監督にインパクトを与え、プレシーズンの南アフリカツアーにも帯同した若き左サイドバック。昨季ノリッジからパレスに移籍し、今年4月にプロ契約を結んだとのこと。トッテナムサポーターという情報あり。

オリヴァー・シェントン/ストーク/イングランド/17歳/MF

昨年8月のリーグカップでトップチームデビューし、今年2月のマンチェスター・シティ戦ではプレミアリーグにもデビューした。このわずか2日前に癌のため亡くなった母親の葬儀を終えたばかりで、対戦相手のフランク・ランパードから試合後にユニフォームをプレゼントされたことが話題になった。マーク・ヒューズ監督からの期待も高いそう。

ケンジ・ゴレ/スウォンジー/オランダ/20歳/MF

スリナムにもルーツを持つウィンガー。スピードがあり身体能力、技術に恵まれたドリブラー。マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティの両下部組織でプレーした経験を持つ。2013年にスウォンジー入り。

マット・ターゲット/サウサンプトン/イングランド/19歳/左SB

イングランドU-21代表経験を持つ左サイドバック。ウェイン・ブリッジ、ギャレス・ベイル、ルーク・ショウに続いて、サウサンプトンが生み出した左サイドの新たな逸材。スコットランドユース代表経験もあったが、2013年にイングランドに変更。

ハリー・ウィルソン/リヴァプール/ウェールズ/18歳/MF

あのベイルを抜きわずか16歳と207日でウェールズ史上最年少でフル代表デビューしたレフティー。スピードをいかしたドリブルで右からカットインしていくのが得意。そのプレースタイルや国籍等も相まって“新しいベイル”と呼ばれている。また、ウェールズのレジェンド、ギグスとも比較されるなどこの年齢にして過度なプレッシャーを受けてきたが、今季はELやリーグカップで出番を掴めるかも。

アレックス・プリチャード/トッテナム/イングランド/22歳/MF

イングランドU-21代表経験のある攻撃的MF。小柄ながら機動力があり、ゲームを作りながら自らもドリブルやシュートを仕掛ける。セットプレーとのキッカーとしても優秀。昨季はトッテナムから2部ブレントフォードに貸し出されると、12ゴールを記録し、チームを牽引する原動力になった。スパーズに戻った今季、マウリシオ・ポチェッティーノ監督はトップチームの構想として考え得ると述べたとか。

アンドレアス・ペレイラ/マンチェスター・ユナイテッド/ブラジル/19歳/MF

ブラジルU-20代表経験を持つ攻撃的MF。両足が使え、キープ、チャンスメイクを得意とするアタッカー。生まれ育ったベルギーのユース代表歴を持っていたが、昨年父親の母国であるブラジルへと変更。本人も「自分のハートはブラジル人」と語っている。今夏のアメリカツアーにも帯同し、サンノゼ・アースクエイクス戦ではゴールもマークした。

ゲディオン・ゼラレム/アーセナル/アメリカ/18歳/MF

ドイツに生まれアメリカで育ったMF。エチオピア人の父とドイツ人の母を持つ。 様々なクラブを経て、2011年にアーセナルアカデミー入り。細身ではあるが、高い技術を持ち特にパスワークに定評がある。ドイツのユース代表経験もあったが、その後アメリカ国籍を取得。先日のU-20W杯にもアメリカ代表の一員として参加し、ぬるぬるとしたドリブルスキルがYoutube上で話題になった。

ジェイソン・デナエル/マンチェスター・シティ/ベルギー/20歳/DF

すでにベルギーフル代表経験を持つ左利きのセンターバック。身体能力が高く強さを武器とするタイプながら、アンティシペーション(危険察知能力)にも長ける。“NEXTコンパニ”との呼び声もあり、昨季はローン先のセルティックでその実力を見せつけた。

ナタン/チェルシー⇒フィテッセ(loan)/ブラジル/19歳/MF

ブラジルU-20代表経験もあるMF。2015年U-20南米選手権ではセレソンの10番を背負った。チェルシーが手に入れた最新銘柄。オスカルの後継とも目されており、頭が良く何でもこなせるタイプの攻撃的MFだ。アトレチコ・パラナエンセから加入し、早速フィテッセへのレンタルが決定している。