日本共産党の小池晃副委員長は17日夜放送のBS番組「プライムニュース」に出演し、衆院で強行採決された戦争法案について「参院で徹底的に問題点を明らかにして、野党で力を合わせ廃案にしたい」と表明しました。番組では自民、民主、維新の参院議員と討論。冒頭、キャスターの反町理・フジテレビ報道局政治部編集委員は、安倍政権が砂川事件の最高裁判決(1959年)を根拠に集団的自衛権行使を合憲と主張していることについて「説得力に欠ける」と指摘しました。

 自民党の佐藤正久議員は「砂川判決と同じ論理展開の中で、周辺環境が変わって限定的な集団的自衛権を認めようというのがわれわれの考えだ」と破綻した説明を繰り返しました。

 小池氏は「砂川判決は集団的自衛権を議論した判決ではない。都合よく解釈してはいけない」と批判。安倍政権が、相手国に日本を攻撃する意思がなくても「存立危機事態」と認定し得ると述べていることにふれ、「時の政権がいくらでも判断でき、(集団的自衛権の行使に)何の制約もない。それでも今までの『論理と同じ』と言うからわかりにくいのだ」と指摘しました。

 参院での審議について反町氏は、野党は「対案」を示さないのかと質問。小池氏は「自民党は憲法を壊し、戦後70年間守ってきた路線を大転換しようとしている。それを『止めろ』と言うのは立派な対案だ。『憲法守れ』と言うことが野党の果たすべき責任だ」と強調。イランの核問題をめぐり、米ロ中英仏独の6カ国とイランが交渉で国際的な監視の下におくことを合意したことにふれ「ここに日本がいない。日本は本来、こういう部門でこそ大きな役割を発揮すべきだ」と述べ、徹底した外交努力で国際平和に貢献すべきだと主張しました。

 民主・福山哲郎議員は「違憲性や立法事実がないことを明らかにしていく」と発言。維新・小野次郎議員は「憲法適合性のない法案をそのまま通すわけにはいかない」と語りました。