写真は公式HPより

 ワイドショーや情報番組で、あらゆるニュースに意見をする“コメンテーター”という存在。7月16日発売の『女性セブン』(小学館)では、40〜60代主婦に聞いた男女別「好きなコメンテーター/嫌いなコメンテーター」のランキング及びアンケート結果を発表している。

 詳しい結果は同誌を参照していただくとして、「好きな男性コメンテーター」の2位にランクインしたのは『モーニングバード』(テレビ朝日系)に出演中の尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(68)。ちなみに1位は「ひるおび!」(TBS系)に出演しているデーモン閣下だ。

 尾木ママの熱い教育論に賛同する主婦が多く、

「生徒に共感してくれるところが素晴らしい」
「難しいことが書いてある教育本はいっぱいあるけれど、彼はわかりやすくていい」
「子ども目線で話をされるので、息子・娘にもダイレクトに伝わります」

 と人気を集めている。

「アイドルの追っかけは理想の自分探し」

 その発言は教育分野のみにとどまらない。最近ではAKB48・柏木由紀(24)に対して自身のブログで、

「支持してやまない熱烈なファンに対してはしっかり説明責任伴いますよ シラーっとスルーなんてあり得ません…」
「自分で起こしたトラブル ファンへの裏切り行為に対しては 自分のアイドル生命かけてでも説明するのが当然でしょう!」

 と、個人名こそ出していないものの、明らかに柏木に向けたものと分かる形で苦言を呈したことが話題に。これも芸能界と何の癒着もない、尾木ママだからこそできることだろう。

 著書でも「(子どもがする)アイドルの追っかけは理想の自分探し」と記すなど、もともとアイドルに好意的なスタンスの尾木ママだけに、柏木の不誠実な対応に失望も大きかったのだろうか。このブログは拍手喝采で、ネット上には、

「ごもっとも!!」
「尾木ママがくだらないAKBの茶番に意見するなんて珍しい」
「それだけゆきりんの対応がありえないってことか」
「もうこれが全てだよ、尾木ママさすが」

 といった賞賛の声が多数を占めた。尾木ママを取材したことのある週刊誌記者が言う。

「簡潔で的を得たコメントをしてくれるため、誌面でもテレビでも使いやすい。またあのオネエ言葉が柔らかくきれいに聞こえるため、お偉いさんが上から目線で言うのと違って心にすっと入ってきやすいですね」

 たしかに同誌の「嫌いなコメンテーター」陣にはテリー伊藤(65)やヒロミ(50)、神田うの(40)や西川史子(44)など、“毒舌”が売りの面々がランクイン。いかに正論を吐いたところで、汚い言葉遣いでは人の心にはなかなか響かない。このランキング結果を参考に、各人には“人の振り見て我が振り直せ“となって頂きたいものである。

(取材・文/チロル蝶子)