チーロ・ケーラーの一件が国際的な問題になっている。

18歳のドイツ人であるケーラーは、センターバックだがプレーメークもできる。彼はローマのターゲットとなっており、ローマは同選手を獲得してインテルを驚かせたいと望んでいるのだ。

ドイツの下部年代代表でもあるケーラーはすでに以前、インテルと合意している。シャルケとの契約が6月で満了し、現在はフリーの状態だ。

だが、インテルはケーラーとサインをかわした契約書をまだ登録していない。インテルはジェルダン・シャチリ放出の件で、シャルケと良好な関係を保ちたがっているのだ。

インテルとシャルケは両選手に関して合意しようと目指しているが、これは難しいことだ。ケーラーはシャルケの招集を断っている。シャルケが主張する契約条項を否定しており、彼は何としてでもシャルケには戻らないと決めているのだ。

そしてそこに、ローマが割って入ったのである。インテルにとっては、モハメド・サラーの件に続いて法的問題になりかねず、またロベルト・マンチーニ監督が常に高く評価してきた若手選手を失う恐れもある状況だ。