Xperia Z5で待望の″ウルトラ″サイズ登場か? 早くも注目集まるソニー秋の新製品

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今年の春夏モデルの話題も一段落し、そろそろ秋冬モデルの話題がネット上で流れ出している。ここ数年アップルは9月にiPhoneの新モデルを投入、昨年はデザインとサイズを一新した『iPhone6』と『iPhone6 Plus』を発表した。ライバル各社もそれに合わせるように秋に大型の新製品を発表している。

中でも注目は、今年春にフラッグシップモデルを投入しなかったソニーの動きだ。
ソニーはこの春、海外で『Xperia Z3+』として販売されている『Xperia Z4』を日本発売した。このXperia Z4は、同社が半年おきに投入してきたフラッグシップモデルではなく、昨年秋発表の『Xperia Z3』のマイナーチェンジモデルとなる。

このことから、この秋に登場が予定されている『Xperia Z5』が、Xperiaの次世代フラッグシップモデルとなる可能性が高い。フルモデルチェンジした最新製品が投入されるはずだと世界中が注目しているのである。
9月にはドイツ・ベルリンで家電とIT関連の大型展示会「IFA」が毎年開催されており、そこでXperia Z5が発表される公算が高い。


海外ではXperia Z3+として販売されているXperia Z4。この秋はついにXperia Z5が発売されるかもしれない


近年のXpriaシリーズのラインナップを見ると、ソニーはフラッグシップモデルのサイズを小型化したコンパクトモデルも発売している。『Xperia Z3 Compact』や『Xperia Z1 Compact』は、年々大型化するスマホよりも、片手で操作できる小型モデルを求める消費者に大きな人気だ。

だがアップルは昨年のiPhone6 / 6 Plusで本体サイズを大型化し、それが世界的に大ヒットしている。ソニーとしてはこのアップルの動きと消費者の反応も無視できないだろう。そこでXperiaシリーズにも、大型ディスプレイの製品を投入する可能性がある。
たとえばiPhone6 Plusはストリーミング放送や電子コミックを楽しむ人に最適な製品だ。サムスン電子のGalaxy NoteシリーズやLGのGシリーズ、HTCのHTC Oneシリーズなど各社の大型ディスプレイモデルは各国で人気となっている。

実はソニーも2013年にも6.4インチの『Xperia Z Ultra』を発売している。
本体の厚みはわずか6.5ミリで、両面ガラス仕上げで高級感もあり日本でも発売されたのは記憶に新しいところだ。ところがその後、Xperiaシリーズの大画面モデルの後継機は廉価版の『Xperia T2 Ultra』を2014年頭にアジア各国で販売しただけ。それ以外にここ数年ソニーは6インチ前後のスマホを出していない。


ここ数モデルスキップされたUltraサイズ。Xperia Z5で復活の可能性が高い


Xperiaシリーズの新モデルが発表されるたびに、このUltraモデルの後継機が投入されるという噂や、それを期待する声も多く聞かれた。しかし残念ながらXperia Z3やZ4/Z3+では、Ultraモデルは登場しなかった。

しかしこの秋にもしもXperia Z5が発表されるのであれば、iPhone6 Plusの後継モデルに対抗するためにも6インチクラスの『Xperia Z5 Ultra』が今度こそ登場するかもしれない。

もしウルトラモデルが登城すれば、同時に出るであろう『Xperia Z5 Compact』と合わせ、3モデルを揃えるソニーのハイエンドスマホXperia Z5シリーズはこれまで以上に競争力もった魅力的な製品となるだろう。

今では各社から6インチ級のスマホが登場している。日本でもファーウェイが6.8インチの『Huawei P8 Max』を発売した。大画面スマホを求める声は世界中から高まっている。果たしてこの秋、Xperia Z5 Ultraは登場するのだろうか?ソニーの動向に注目したい。


山根康宏