彼はインテルで「記録に残るスクデット」を獲得し、UEFAカップとイタリア・スーパーカップのトロフィーを掲げた。だが、ローター・マテウスにとって素晴らしい思い出ではなかったのかもしれない。インテルについて話すたびに、1990年のバロンドーラーは厳しい批判を突きつけている。

今回は、ロベルト・マンチーニ監督によるジェルダン・シャチリのマネジメントや、エリック・トヒル会長が就任してからのインテルの姿勢が「標的」となった。マテウス氏はスイス『Blick』で次のように述べている。

「監督の信頼がなければ、選手は何も示すことができない。マンチーニは決してシャチリを信頼しなかった。彼が適応する助けにならなかったんだ。シャチリのような選手を獲得したら、起用しなければいけない。プレーさせ、プレーさせ、プレーさせなければいけない」

「シャチリのクオリティーがあれば、インテルで不動のレギュラーであるべきだ。疑いないよ。正直、マンチーニの姿勢は理解できない。彼はシャチリの獲得を望み、もう彼に期待しないのか? どうしてだ? 私が投資家なら、監督にああいうことをした理由を尋ねるがね」

「2年前からミラノで起きていることには、論理がない。インテルで起きていることは、恥ずべきだよ。これでは、長年勝てないままになってしまう恐れがあるだろう」