学生の窓口編集部

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就職や転勤などで関東へ引っ越さなければいけない、そんな機会に遭遇する人も多いでしょう。関東には旅行では目にすることがあまりない、不思議な地名が存在します。関東=山手線というイメージが強い人にも知ってほしい、他地域の人は読めないだろうなと思う難読地名を、関東出身の社会人に聞いてみました。

■意外に読めない人も多い
・高輪/品川で待ち合わせしたが、いつになっても現れないので聞いてみたら、違う読み方をして、待ち合わせ場所にたどり着けないでいた(男性/32歳/電機)

有名なホテルの所在地として有名な東京都港区の「たかなわ」。よくテレビの歌謡祭などでも中継が入りますね。ですが知らない人からすれば、なぜ「高」と「輪」の間に「な」が入るのかわからないのです。

■有名な駅名だけど
・馬喰町/関西から来た先輩が喰(く)うってすごくないって驚いていた(女性/34歳/その他)

東京都のJR総武本線を走っていると、不思議な名前の駅が出現します。「ばくろちょう」と読むのですが、読み方がわからずに乗っていると、つい乗り過ごしてしまいそうになります。国鉄時代はもっとも深い場所に位置する駅として有名でしたが、新しい駅にその座はとって変わられました。

■他県民で読める人、いますか?
・下野市/自分の地元。栃木の人くらいしか知らないと思う(男性/27歳/医薬品・化粧品)

地元民が「ここの人しか知らない」というこの地名は「しもつけ」と読みます。どうしても「しもの」と読みたくなりますが、実は2006年に新しく発足した市なので、同じ関東内でも読めない人は多いかもしれません。

■埼玉特有の「霞」の読み方
・朝霞/神奈川の人がアサギリと読んでいた(女性/31歳/金融・証券)

埼玉に行ったら「霞」の文字の読み方に注意しましょう。「あさか」は当時の皇族「朝香宮鳩彦王」にちなんでつけられた地名。実は埼玉には「霞ヶ関」という駅も存在します。こちらはそのまま「かすみがせき」。東京の霞が関と間違えないようにしましょう。

■番外編
・中野区本町と渋谷区本町/迷子になる人続出(男性/41歳/小売店)

難読地名とは少し違うかもしれませんが、同じような地名が存在する場所は待ち合わせには適さないかもしれません。中野区は「ほんちょう」、渋谷区は「ほんまち」と読みます。読み方ひとつで違う地名になってしまうので、注意が必要です。

これらの地名を、一度は目にしたことがあるけれど、どう読むのかわからなかった、という人もいるでしょう。関東のみならず、日本には不思議な地名が数多く存在します。新しい土地に行ったら難読地名を探してみるのもおもしろいかもしれません。

(ファナティック)

調査期間:2015/7月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:215件