8回途中2失点の好投で、5勝目(3敗)を挙げたヤンキースの田中将大 [Getty Images]

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○ ヤンキース 6 - 2 アスレチックス ●

<現地時間7月9日 ヤンキー・スタジアム>

 ヤンキースの田中将大は現地時間9日(日本時間10日)、前半戦最後の先発となったアスレチックス戦で8回途中2失点(自責点1)と好投し、1カ月ぶりの5勝目(3敗)を挙げた。

 6月9日のナショナルズ戦以降、4試合勝利のなかった田中だったが、この試合は初回を三者凡退に抑え、久々の勝利へ好スタートを切った。

 しかし1-0で迎えた2回、先頭の4番レディックの打席で、振らせたバットが、捕手・マッキャンのミットと接触し、打撃妨害での出塁を許してしまう。

 すると、続く5番バトラーにレフト線への二塁打を打たれ、一塁走者のレディックが一気にホームイン。さらに二死三塁から、8番カンハにも右中間を破られるタイムリー二塁打を打たれ、あっさりと逆転を許した。

 それでも3回以降は立て直し、降板した8回2アウトまで、許した走者は振り逃げの一人のみ。今季初となった8回のマウンドも、先頭のカンハ、9番セミエンを連続三振に仕留め、球数が114球に達したところで田中はマウンドを降りた。

 ベンチに下がる際は、本拠地ファンからのスタンディングオベーションを受けた背番号『19』。許したヒットは2回に浴びた2本のみで、6奪三振、1四球、2失点(自責点1)の内容で、防御率を3.63とした。

 野手陣も序盤から田中をバックアップし、8安打で6得点。ヤンキースは前日に続く連勝とし、貯金を再び『7』とした。