ドコモが緩和したSIMロック解除がややこしい? 利用できる人とできない人を3分で解説

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ドコモなど大手ケータイキャリアは5月からのスマホのSIMロック解除を発表したが、利用者にとっては期待はずれだったようだ。「購入後半年間はSIMロック解除を行わない」など、利用するには制限が多すぎるためだ。

この制限により購入後6カ月はSIMロックを解除できないため、最速でもSIMロック解除ができるのは11月以降になる。
また、海外で利用したいユーザーに対して不親切ではないかとの声もあがっていた。
この条件は、ドコモ、au、ソフトバンクと大手ケータイキャリア原則共通だ。

しかし、ここにきてドコモが7月13日より条件を緩和すると発表した

●一部条件がそろえば、購入後すぐにでもSIMロック解除が可能になる
今回の緩和処置は、一部条件がそろえば、SIMロック解除を購入後すぐにでも受け付けるというものだ。

これまでの条件は、
・機種購入後6か月間を過ぎたのちにSIMロック解除手続きに応じる

というものだった。

それが、
・前回SIMロック解除手続きを行っている契約回線は6か月を経過していれば購入後すぐにでもSIMロック解除に応じる

と、変更された。
また、6か月を経過していない契約回線であっても、前回SIMロック解除を行った期間が6か月を超えていればSIMロック解除に応じることとなった。

少々ややこしくいて、わかりにくいが、
つまり、
ドコモの契約回線で、6か月以上前にSIMロック解除手続きを行っている人は、すぐにSIMロック解除手続きが行えるこということになる。

たとえば、
過去に海外渡航のためにSIMロック解除手続きを行った人は待機期間なく、次のモデルでもSIMロック解除が行える。
こととなる。

●初めてSIMロック解除をする場合は対象外
しかし、注意点も存在する。

それは、
・初めてSIMロック解除手続きを行いたい人
・新規契約で購入した人
・MNPでドコモにポートイン(転入)した人

は、対象外となり、通常通り、「スマホやケータイを購入してから6か月の経過が必要」となるため、すぐにはSIMロック解除が行えない。

これは、転売目的で、新規契約やMNPする人や、SIMロック解除経験がない(6ヶ月以上の利用期間がない)人を対象から外すための対策といえる。
通常の利用や、SIMロック解除がすでに必要で利用されている人の利便性を図る改善案となっている。

しかし、ネット上では「結局なにも変わっていないように見える」という意見もある。
それは、長期の利用ユーザーには、SIMロック解除をした経験のない利用者が多いことだ。そうした利用者が、海外渡航で初めてSIMロック解除をしたい際に、今回の変更では対象外として、SIMロック解除に応じてもらえないケースがあるからだ。

●SIMロック解除ができない場合、渡航先のSIMを使う方法
それでは、SIMロック解除待機期間のために手続きが行えない人はどうすればいいのだろう。
大きくわけて2つの方法が存在する。

・SIMフリースマホを別途購入する
・2015年4月までに発売されたモデルを購入する

特に、現地で電話だけできればいい、ネットはホテルのWi-Fiを使うという人は、日本にて格安のSIMフリースマホを購入するのが良いだろう。手頃なモデルは、LTEこそ使えないものの、1万円前後でSIMフリースマホが購入できる。

また、4月末までに発売されたスマホは、今回の「6か月待機縛り」の対象外となり、購入後すぐにSIMロック解除が行える。
たとえば、負担額の下がった「Xperia Z3 SO-01G」や「Xperia Z3 Compact SO-02G」あたりが性能も良いうえに防水でおすすめだ。これからドコモのスマホを購入するけれども、「わざわざSIMフリースマホを持って2台持ちで海外に行くのはちょっと…」という人はこの方法が良いだろう。

もし今夏、海外へ行くという人で、SIMロック解除対象外となってしまう人は、上記を参考にしてみてはいかがだろう。

こうした対策とは別にキャリアにお願いしたいのは、
ぜひ、長期契約・利用しているユーザーが、初めてSIMロック解除する場合には、「6か月待機縛り」の免除を検討して欲しいということだ。


SIMロック解除の受付条件を一部変更|NTTドコモ布施 繁樹