映画監督・脚本家の沖島勲さんが7月2日、肺がんで死去したことがわかった。享年74歳だった。

 1940年大阪生まれの沖島さんは、日本大学芸術学部映画学科在学中に足立正生らと映画製作を始めた。若松孝二監督や吉田喜重監督の助監督としてキャリアを積み、69年に若松プロダクションから「ニュー・ジャック・アンド・ヴェティ」で監督デビュー。「したくて、したくて、たまらない、女。」(96)、「一万年、後…。」(2007)、「怒る西行」(09)、「WHO IS THAT MAN!? あの男は誰だ!?」(13)など独特な作品を発表し続けた。

 前衛的な作品を手がける映画監督として活動する一方で、75年からはテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のシナリオライターとして活躍したことで知られ、同番組では約1230本の脚本を担当した。

 東京・阿佐ヶ谷のミニシアター、ラピュタ阿佐ヶ谷では折しも、6月24日から「沖島勲監督の全七作品、七週に亘り、一挙公開!! 過激で、キュートな、ユートピア。」と題した特集上映が開催中で、沖島さんが監督した劇場公開作7作品が週替わりで上映されている。