趣味を仕事にするメリットとデメリットは?心理学者が分析!

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趣味を仕事にできたら、どんなに楽しいか――。誰でも一度は考えたことがあるだろう。好きなことをして収入を得られれば最高だが、実現したらどうなるのか。「おしトピ by 教えて!goo」で「趣味を仕事にすること考えたことある?」と聞いてみた。

■楽しんでばかりいられない

「ない」と答えた人は、「仕事じゃないから楽しいのではないかと思います」(モンスターさん)、「仕事にした時点で色んな制限があったりやりたくない事もあったりで楽しくはできなくなるかと思います」(ゆうパパさん)といった理由をあげている。

好きなことは趣味だからこそ楽しい。仕事になってしまったら責任も負わなくてはならないし、心から楽しむことは難しくなるのだろう。

実際に趣味を仕事にした人からは「いっときしてたけど……あまり儲からなかったな。 副業なら良かったのかもね」(tombanさん)、「日程、成果、費用、総てに制限があるのが仕事でした。バランスをとって最大効果を得る。これがたいへん」(nishidoaさん)といった感想が。やはり、楽しんでばかりいられなくなるのが現実のようだ。

しかし「ありますよ〜楽しいですね」(青梵天さん)、「あるよ。40年近くしがみついています」(もぞ爺さん)という意見も。上手に両立させている人も確かにいた。

■やりがいがある半面、大きなデメリットも

では、趣味を仕事にすることのメリットとデメリットはなんだろうか。心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。

「メリットは、仕事に熱中し本気で取り組めることですね。やりがいも大きいと思います」(内藤先生)

たしかに、もともと好きなことであれば夢中になって取り組めるし、より高いクオリティーに仕上げることができるかもしれない。

「デメリットは、客観的になれなくなる可能性があるということでしょうか。たとえば、コーヒーを心から好きな人がカフェを開いたとしましょう。当然、豆にも焙煎にもこだわりを持ち、自分が最高の一杯だと思う味を作り出すでしょう。しかしそれが『本当に客の望む味なのか』という視点は欠けてしまうかもしれません」(内藤先生)

なにかに熱中するあまり周りが見えなくなってしまうことはよくあることだ。そう考えると、やはり趣味を仕事にする難しさが感じられる。

だが、人生は一度きり。好きなことでお金を稼げるのならそれに越したことはない。ひとりよがりな仕事にしない自信のある人は、チャレンジする価値はあるのではないだろうか。

●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「アドラー心理の言葉」(ぱる出版)、「電車のハシに座る人は成功できない」(大和書房)他、著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)