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株式会社ナックイメージテクノロジーは、6月24日(水)及び25日(木)の二日間、東京・東大泉の東映株式会社 東京撮影所にて、NAB2015に出展した新製品の内覧会「ナックプライベートフェア2015 〜ARRIが考えるデジタルシネマの未来〜」を開催した。

同展示会では、新製品のARRI社製「ALEXA 65」「ALEXA Mini」などのカメラを中心に、レンズ、カメラアクセサリー、照明機材や、Codex社製品などの展示を行った。同会場の大型試写室では4K・HDのショーリール上映とセミナーも開催されていた。

6Kシネマカメラ「ARRI ALEXA 65」。最大6560×3100ピクセルのARRI RAWで収録が可能。ALEXA 65は専用レンズを含めたレンタル専用機種となっており、世界で30台を生産予定。画素数よりもスキントーンやダイナミックレンジを大切にしているとのこと65mmフィルム相当の大判センサーを搭載「ALEXA Mini」は4:3/16:9切替式のセンサーを搭載。最大200fpsのハイスピード映像の収録や、別売りのライセンスにより本体内で最大30fpsまでのARRI RAW収録が可能2.3kgと軽量でリモート制御も可能なため、ドローンでの運用が可能。ギアをかませることにより絞りも遠隔で制御できるAMIRAのProRes 4K UHD 60fps収録対応モデル。ProRes4444コーデックで最大60fps収録が可能AMIRAのEFマウントモデル。PLレンズとEFレンズの切り替えが可能。カメラ本体のコントロールパネルでIRISの制御も行えるマスターアナモフィック用フレアセットを装着したレンズ。フレアやディストーションを抑えているレンズに装着し、フレアを再現できるウルトラワイドズ−ムUWZ19-36mm/T4.2のアナモフィック版超広角レンズは通常直線の画で歪みが生じることもあるが、UWZ19-36mm/T4.2では歪みが生じないユニバーサルモーターコントロールユニット「UMC-4」。レンズデータなどのメタデータをSDカードに記録。タイムコードの記録も可能。UMC-4の本体にはイーサネットも装備されているため、VFXのリアルタイム合成も行えるレンズコントロールシステム「WCU-4」。フォーカス、アイリス、ズームをワイヤレスで制御でき、液晶パネル上でレンズの指標が確認できるマットボックスの新製品「SMB-2」。フィルターを傾けることで角度を変えずにフレアを避けることが可能ワークフローコーナーにて展示されていたARRI Lens Illumination Guideはレンズ、センサーモード、アスペクト比を入力するだけで実際に試さずしてケラレが発生するかしないか確認できる優れもの!ARRI Mシリーズはフレネル型HMI灯体よりも1.5倍の光量を持つHMIオープンフェイスライト。本体内部に小さい鏡を複数搭載することにより光が拡散されソフトな影を表現できるNABで発表された新製品「スカイパネル S-60」。ARRIのLEDライトでフラットタイプは同製品が初めてCodex社の展示コーナー。ALEXA 65の記録メディアや取り込むためのハードウェア、ソフトウェアを展示データマネージメント「Vault」。カメラの収録データのバックアップや管理を行うデータマネージメント「Vault」のソフトウェア版(Macのみ)。監督名や使用したレンズなどのメタデータ情報を制作することが可能なため、アーカイブ化した際に検索することが容易だとしていた

24日にはプレス向けにARRI社の社長フランツ・クラウス氏及び、株式会社ナックイメージテクノロジー代表取締役社長中島聖司氏による同内覧会の趣旨についての説明、ALEXA 65の紹介などが行われた。

同内覧会の趣旨について説明を行った株式会社ナックイメージテクノロジー 代表取締役社長 中島聖司氏ARRI社 社長 フランツ・クラウス氏。「今回は東映様のご協力を得て、ARRI製品のカメラからライトまで展示でき、日本のお客様に見ていただけて嬉しいです。また、ALEXA 65はALEXAの高画質を維持しつつ“妥協しない画作り”をコンセプトに映画などの制作に使用してほしいです」とコメントしていたARRI主体のイベント以外でALEXA 65を披露したのは今回が世界初