写真は公式HPより

「結果にコミットする」でおなじみの、プライベートジム「ライザップ」。CMで見せた赤井英和(55)のビフォー・アフターに衝撃を受けた人も多いだろう。

 だが今、その赤井英和にリバウンド疑惑が持ち上がっている。その真相を確かめに、6月23日発売の「FLASH」(光文社)が本人に直撃。CMでは2か月間で引き締まった体になっていた。現在は1か月ほど通っていないが、1キロ程度増えただけで、FLASH記者が見たところ、変わらず引き締まったボディだったようだ。

全額返金保障条件を変えたライザップの強気

 CMを見て、「あんな体が手に入るなら」とライザップに入会したくなった人は多いだろう。が、そのハードルとなるのは金額。入会金とコース料金あわせて最低でも、34万8000円とかなり高額だ。さらに、「30日間全額返金保証制度」と広告でうたっていることで、うさん臭さを感じている人も多いだろう。

 実はこの「返金制度」を巡って問題があった。返金の条件が多く、消費者に誤解を招く恐れがあるとして、神戸市のNPO法人が制度記載の削除を求めていたほどだ。

 だが、ライザップの運営会社「健康コーポレーション」は、この訴えを受けて、文言の削除ではなく強気のアクションに出た。6月18日に会則を変更。「いかなる理由でも30日以内なら全額返金に応じる」と発表した。

 結果、「引越しが決まったから通えない」「仕事が忙しく、時間がつくれなくなった」「思っていたプログラムと違った」「家族の介護に集中したい」「結婚することになった」「転勤が決まった」などの理由でも、返金されるようになったのだ。

思わぬ出費の追加に注意!

 確かに高額だが、効果が実感できない、通えない条件ができたら全額返還ということで、良心的に感じてしまうが、そうでもない。ライザップの無料カウンセリングに行った経験のあるライターが語る。

「意外と知られていませんが、カウンセリングの段階でサプリや、プロテイン、水などをコースと一緒におすすめされました。より高い効果を実現するためのオプションのようなものですが、これが実に高額で、数万円もします。すべて購入していたら、60万円は簡単に超えてしまいますね。私はあまりの高さにびっくりして、契約をやめました」

 さらに驚くべきことに、

「同じような成分のプロテインをスポーツショップで見たら、もっと安い値段で売っていました。痩せることができるなら安いと思っていましたが、ライザップが薦める商品まで購入したら、とんでもない額になっていましたね」(前出のライター)

 そして、「30日間全額返金保証制度」には、このようなオプションの商品は含まれていない。よくも悪くも注目度が高いライザップ、しばらく話題は続きそうだ。

(取材・文/タナカアツシ)