『攻殻機動隊 新劇場版』の声優・坂本真綾と音楽のコーネリアス

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『攻殻機動隊』25周年記念作品『攻殻機動隊 新劇場版』の初日舞台挨拶が、6月20日に新宿バルト9で開催。主人公の草薙素子役の声優・坂本真綾、黄瀬和哉(総監督・キャラクターデザイン)、冲方丁(脚本)、コーネリアス(音楽)、野村和也監督、製作総指揮の石川光久が登壇した。

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『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)でも、草薙素子の少女体を演じた坂本は、今回を“卒業”だと語り、感無量の様子だ。「15歳の時に初めて『攻殻機動隊』に参加させていただき、まさか20年後に自分がまた素子として参加させていただくとは思ってもいませんでした。当時は、内容もすごく難しく感じて、電脳とかネットとかもピンと来なかったけど、いまは時代が『攻殻機動隊』に近づいたので、違った観点から作品に取り組めました」。

今回、音楽を手掛けたコーネリアスは、坂本について「歌入れが早い」と驚いたと言う。坂本は「TVシリーズの『ARISE』の曲も難しかったのですが、難しさに萌えるというか、パズルを解くようで楽しかったので」と余裕の笑みを浮かべる。

コーネリアスは坂本の声について「すごくきれいで、クセもない感じで、すごく好きです」と絶賛。坂本も「攻殻機動隊のおかげで、小山田さん(コーネリアス)と巡り合わせていただいて、ご縁に感謝しています」と語った。

さらに坂本は最後の挨拶でも「縁というのがいちばん私にとって大事であり、大切にしたいもの。素子役をやれたのも縁でした。本当は逃げ出したいくらい大きすぎるプレッシャーで、大変だけど、やってみたいと思って作った作品でした。たぶん、新劇場版の草薙素子は、これで最後になり、寂しいけど、とても幸せな気持ちで任務が完了できたと思います」と晴れやかな表情を見せた。

石川プロデューサーは「『ARISE』から新劇場版に至るまで、ゴールとして作り切ろうとやってきた結果、ゴールではなく、新しい種が生まれた。どうかみなさんで種を育てて行ってください」と力強く訴えた。【取材・文/山崎伸子】