ウィリアム・フリードキン監督

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アカデミー賞5部門に輝くサスペンスの名作『フレンチ・コネクション』や、オカルト映画の金字塔、『エクソシスト』などで知られ、現在は注目作、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』シーズン2のメガホンを取るウィリアム・フリードキン監督が、次々と登場するヒーロー映画が映画界にもたらす影響について苦言を呈した。

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英Digital Spyによると、フリードキン監督は、パリで開催された第4回シャンゼリゼ映画祭に参加し、英ガーディアン紙のインタビューに対して次のように語った。「映画はもっと地に足の着いたものだった。本当の人間が本当の暮らしを営む姿を題材にしたものだった」「今日の映画ときたら、『バットマン』や『スーパーマン』、『アイアンマン』や『アベンジャーズ』、『ハンガー・ゲーム』といったものだらけ。個人的にまったく観る気が起きないものばかりだ」とフリードキン監督。アメコミものが幅を利かせる今日のハリウッド映画界に警鐘を鳴らした。

さらに、『TRUE DETECTIVE』シーズン2の放送スタートを今月に控え、監督はTVシリーズの製作についても言及した。「TVシリーズでは、映画よりもはるかに長い時間をかけてキャラクターを育てることができるし、映画よりずっと複雑で深みのあるストーリー展開が可能だ」とコメント。さらに「近年、多くの映画監督がロング形式のTVに活躍の場を移している。今日、監督にとって最も好意的な仕事場はTVシリーズなのだ」と言い切り、TV業界に大きな期待感を寄せていることを明らかにした。映画ファンにとっては寂しいことだが、TV界がフリードキン監督のような逸材を得て、ますます充実していくことは間違いなさそうだ。

『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』シーズン2は本国アメリカで今月21日(日)、HBOにて放送スタート。(海外ドラマNAVI)

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