若年性アルツハイマー病の言語学者役でオスカーに輝いたムーア (C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.

写真拡大

 主演作「アリスのままで」で第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが日本のファンに向けてメッセージを寄せた動画が、本編映像の一部とともに公開された。

 5月末に米ニューヨークで取材に応じたムーアは、柔和な笑顔を浮かべ「『アリスのままで』をぜひご覧ください。若年性アルツハイマー病のアリスの苦悩と家族の絆を描いています」と作品を説明し、「あなたへ届きますように。どうもありがとう」とファンに語りかけた。

 初公開となる本編映像では、ポスタービジュアルに映し出されている、アリス(ムーア)が海辺の別荘で海を眺めている場面を抜粋。アリスの若年性アルツハイマー病は少しずつ進行しており、夫のジョン(アレック・ボールドウィン)と穏やかで幸せな休暇を過ごす様子が切なくも愛おしく映し出される。日に日に記憶が失われていく中で、生きる大切さを見つめていくアリスと、その家族との絆を印象づけるワンシーンだ。

 リサ・ジェノバの同名ベストセラー小説を、故リチャード・グラツァーさん&ウォッシュ・ウェストモアランドが脚本と監督を兼ねて映画化。キャリアも家庭も順調で、人生の充実期を迎えていた50歳のアリスだが、頻繁に物忘れが起こるようになったため医師の診察を受けたところ、若年性アルツハイマー病だと診断され、その日から避けられない運命との闘いが始まる。

 世界3大映画祭といわれるカンヌ映画祭(「マップ・トゥ・ザ・スターズ」)、ベネチア映画祭(「エデンより彼方に」)、ベルリン映画祭(「めぐりあう時間たち」)の全てで女優賞を制覇した唯一の女優であるムーアは、本作でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞など主要な映画賞の主演女優賞を総なめにした。夫のジョン役をボールドウィン、長女のアナ役をケイト・ボスワース、次女のリディア役をクリステン・スチュワートが演じ、胸を打つ家族のドラマをつむぎ出す。

 「アリスのままで」は、6月27日から東京・新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。