酒井宏樹と吉田麻也 無失点に抑えたものの痛恨のドローに反省しきり

酒井宏樹にはシンガポール戦終了後のブーイングが突き刺さったようだ。「日本のみなさんの期待に応えられなかったことは反省しなければいけないと思っています」。そういうと顔を伏せた。
「クロスも足がつるまではまだ、でも最後のクオリティは……」。だがクロスを上げて効果的だっただろうか。相手は守備ラインをしっかり作って待ち構えていた。
「確かにクロスを上げるほうとしては難しかったです。相手はセットしているし、フィールドの誰もがクロスが入ってくると思っているので……」
「こういう戦いは続くと思います。簡単に勝てる試合はない。ワールドカップ予選なので」
吉田麻也は冷静に淡々と語った。
「シンガポールは非常にいい守備ブロックを敷いていましたし、GKもよかったので難しいとは思っていましたが……これがワールドカップ予選だと感じています」
「僕たちが高い位置でボールを持っていたので、相手は引いてしまって後ろのスペースが見いだせなかったですし、ミーティングで言われていたサイドチェンジを回数出せませんでした。短いボールでうまく崩せなかったという印象です」
「中盤だったり、中盤と相手守備ラインの間でうまくボールを受けられていましたから、なるべくテンポよく、球離れを早く動かすことを考えていました。相手が引いているので、僕たちのところから一撃必殺のパスが出せないんで。ミーティングでも言われていたサイドチェンジを出せなかったのは反省していますし、チームとしても底はよくなかったと思っています」
次の試合も、同じように相手は引いて守ってくるだろう。はたして日本代表はどう戦うべきか。そう聞いたとき、酒井宏樹は顔を上げてこう言った。
「チームとしてやることは今日と変わらないです。こういう試合はあるものだし、チャンスは作っていましたから」
今日の苦い教訓が次に生きるだろうか。
【日本蹴球合同会社/森雅史】

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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