兼務も限界

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「一瞬で跡形もなくなりました。戦国時代から続く築430年の無人のお寺が突然倒壊しました」

「ニュースアップ!」コーナーで小松靖アナが伝える。「『空き家』ならぬ、『空き寺』問題が持ち上がっています。全国に寺院は約7万7000寺あるのですが、そのうち4分の1以上の2万寺が空き寺になっているのです」

檀家急減、後継者なしで無人化

倒壊したのは徳島県阿南市の景徳寺もそんな放置寺で、レポートした橋本仁衣奈は「エッ、派手に壊れてますねえ。瓦は全部落ち柱も折れています。木造の本堂が完全に倒壊してますよ」と驚く。驚いて駆けつけた住民は「ガガガッって。(お寺は高台にあるので)山が崩れたのかと思った」と話す。

景徳寺の住職は40年ほど前に死亡し、別の寺の住職が兼務したが、次第に檀家が離れ廃れていった。近所の人は「最近は寺に人がずっといなかった」「建物が傾いているように見えた」「いつかは潰れると思っていた」と話している。

空き寺が増加する理由について、「寺院消滅」の著者・鵜飼秀徳さんは少子高齢化などで後継者がいない、修繕・取り壊しの費用がないなどを指摘する。

小松「ここは空き家問題と一緒なんですよ。放置せざるを得ない。とくにお寺は古いですから、倒壊の可能性も非常に高いということです。ここだけの話じゃないんです」

司会の羽鳥慎一「テレビ朝日の『ぶっちゃけ寺』(月曜よる7時)でもお坊さんが『私も10件ぐらい兼務している』と話してましたよ」

青木理(ジャーナリスト)「地方は人口が減っているから檀家も減っていくんですよね。そうなればお寺として維持できない。行政が取り壊すなりしないと危ないですよね。それほど傷んでいない寺ならば、地元サークルが使うなど別の使い方を考えたらどうでしょう。放置しておいたら傷む一方なんですから」