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肉、魚、野菜。未来永劫一種類しか食べられないとしたら……?? 当然、肉! お肉お肉お肉!! そんな本来の意味で肉食系男子の筆者だが、純粋なステーキをガツンッと食べさせてくれる店が実はそう多くないことに悲観する毎日だ。しかーし!! 秋葉原を歩いていると香ばしく焼ける肉の匂いが鼻をくすぐった。間違いなく肉塊のささやき……。ためらいはなし、匂いの元に突撃ダァァァ!!!!!

○本格ブラジリアングリルが秋葉原で味わえちゃう!?

ブラジルの国鳥であるオニオオハシが看板娘ならぬ"看板鳥"である「TUCANO'S GRILL & BAR(トゥッカーノ グリル & バー)」。秋葉原駅から徒歩3分。徒歩10分圏内には秋葉原2号店もある。入店するとあちこちからジュワ〜と肉の焼ける音が。先客たちの鉄板皿からはもうもうと湯気が上り、皿の中心には当然のごとくお肉ちゃんたちが鎮座。ここはミートのワンダーランドかも!?

「いらっしゃい! ウチは厚切りステーキが自慢の本格ブラジリアン・ガレッテリアだよ。ブラジルで気軽に食べられているグリルチキンを"ガレット"と言って、ガレットを始めとした肉料理をメインで提供している店をガレッテリアと呼ぶんだ。ガレットも好評だけど、一番人気はボリューミーでジューシーな『牛ランプステーキ』だね」。

出迎えてくれた店長の守屋秀浩さん。ガレットも非常に気になるところだが、今回は同店で人気ナンバーワンという「牛ランプステーキ」をいただきたいのです!

「『牛ランプステーキ』はレギュラー(950円 / 180g)から、ハーフポンド(1,150円 / 227g)、ビッグ(1,280円 / 300g)、スリークウォーター(1,450円 / 340g)、1ポンド(1,700円 / 455g)、1.5ポンド(2,250円 / 680g)までのサイズを気分によって選べるよ。ランプは腰からお尻にかけてのきめ細かい赤身で、柔らかさと適度な霜降りが特徴だね」。

一切の迷いなく、1.5ポンドのランプステーキをお願いします!

○お肉は鉄板皿で好みの焼き具合に

「おまたせ!! 熱々のうちに召し上がれ。あ、飛び跳ねる肉汁に気をつけてね」。パチパチどころかバチバチーー!!!! と激しい肉音(肉が焼ける音)を立てながら運ばれてきた「牛ランプステーキ1.5ポンド」にとりあえず一言。

あなたたち、鉄板皿からはみ出過ぎてますよ!!

あえて片面しか調理場で焼かず、残り反面は鉄板皿の余熱で自分好みに焼くスタイルも珍しい。まずは塩コショウのシンプルな味付けでもって、いただきま〜!!

ううんままぁぁぁ!! ほどよい赤身の歯ごたえと、噛めば噛む程溢れる肉汁。いくら食べ進めても口内にギトギト感が残らないのは良質な赤身だからこそ。ボリュームに関しては……完全に参りました!! 圧倒的な肉のボリュームによる多幸感に包まれつつも、ここで一つの疑問が……。

この価格帯でお肉を大盤振る舞いできるのはなぜ?

「実は値段の中にサービス料を入れてないんだ。売り上げも大切だけど大勢の人に安くて旨い肉を食べてほしいからね。牛肉はオーストラリア産がメインで、近年は価格の高騰もあるけど、長年お付き合いのある生肉業者とのいい関係性で乗り切っているよ。コスト面は、牛肉だけでも1カ月に1t以上仕入れるから基本は大量発注という形で考えながらやってるね」。

さすが! いい肉はいい男が振る舞ってるんだねぇ! ところでステーキと言えばソースも見逃せない。同店では「ガーリック」「ヴィネグレット」「ピリピリ」の3種類がスタンバイ。特にオニオンの粗切りソースであるヴィネグレットは酸味が効いていて肉との相性は抜群。ピリピリとは名前の通り辛いソースだが、鉄板で熱してから食べると唐辛子とニンニクの風味が一段と増して肉が進む進む。

それぞれのソースでじっくりと味わい、鉄板皿が冷めると再加熱してくれるサービスも嬉しかった。あっという間に過ぎてしまう至福の時間だが、また同店に足を運べばガツンと肉が食べられないことへの悲しみに暮れる必要はなさそうだ。

※価格はすべて税込

(文・A4studio東賢志)

(A4studio)