茨城・水戸でオールロケを敢行した群像劇

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 「パビリオン山椒魚」「乱暴と待機」の冨永昌敬監督作「ローリング」が6月13日、東京・新宿K's cinemaで封切られ、冨永監督をはじめ主演の三浦貴大、共演の柳英里紗、川瀬陽太、礒部泰宏、橋野純平、森レイ子、杉山ひこひこ、高川裕也が舞台挨拶に出席した。

 盗撮事件で地元を追われた元教師が、キャバクラ嬢の恋人を連れて帰郷したことから巻き起こる人間模様を描いた群像劇。その恋人を略奪し、事件に巻き込まれていく主人公・貫一を演じた三浦は、「この映画を好きになってくれる人は、一体何を好きになってくれたのかが本当に気になるところ」と苦笑しながらも、「でも、人それぞれで面白い部分を見つけてもらえる映画だと思います。とにかく、一度見てください」と猛アピールした。

 さらに冨永監督は、「先生がこんなことになったら、自分はどういう行動をとれるかということを考えていった結果、ああいう風になりました」と物語を説明。そして、「先生がダメになっていくのを、いかに生徒が止められないかというのが見どころです。そう、お友だちにお伝えください。そういう意味でだけは、ためになる映画だと思います」と語ると、“エロ教師”と揶揄される権藤役の川瀬は、「世間ではフィリピンで1万2000人と記録に挑戦している人もいますからね。教育関係のみなさま、本当にごめんなさい!」と頭を下げていた。

 本作は茨城・水戸でオールロケを敢行しており、三浦は「ハードなスケジュールで、みんな寝ずに撮影をしていました。作品の雰囲気通りの感じで、ずっと撮影をしていたような気がするんですけど、うまいこと言えないですね。不思議な撮影でした」と振り返る。過密スケジュールを組んだ張本人である冨永監督は、「針のむしろのようになっていますが、みなさん本当に頑張ってくれてありがとうございます」と謝辞を述べた。

 一方の柳は、「私は夜のシーンが多かったので、みなさんが働いたあとでぐっすり寝て、夕方からの撮影でした」といい、「規則正しい生活をさせて頂いて、人生で一番、肌と体調のコンディションがいいなか撮影しました」とニッコリ。また川瀬は、「撮影が終わってから、水戸の夜の店に連れて行ってもらうと、みなさんに『先生』と馬鹿にされていました(笑)」とぼやいていた。