一般的な暗号化方式の確認(設定)手順

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、通信内容を傍受されて無線LAN環境を不正に利用されたという報道を受けて、一般家庭の無線LAN利用に関して注意喚起した。

同機構によると、不正利用を防ぐ対策にひとつとして通信の暗号化が挙げられるが、2014年10月に実施した意識調査によると全体の半数以上が不明または設定なしという状況となり、類似被害の増加を懸念しているという。

家庭内に設置した無線LANアクセスポイントへ不正接続されると、「通信内容の盗み見」「迷惑メール送信や不正アクセス、違法ダウンロードなどの不正行為の身元詐称」「家庭内の無線LAN環境を利用している端末内のデータ窃取」などが懸念される。しかし不正接続されても行為に気づくことは難しく、最悪の場合は知らない間に事件に巻き込まれてしまう可能性もあるという。

同機構は通信の暗号化を呼び掛けると同時に、暗号化方式はWPA2-PSK(AES)を設定することを推奨している。

独立行政法人情報処理推進機構
URL:https://www.ipa.go.jp/
2015/06/13