クリストファー・リーさん 写真:REX FEATURES/アフロ

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 サーの称号をもつ英俳優クリストファー・リーさんが、6月7日にロンドンのチェルシー・アンド・ウェストミンスター病院で亡くなっていたことがわかった。享年93歳。リーさんは、呼吸器疾患と心不全で入院していた。

 1922年ロンドン出身のリーさんは、第2次世界大戦で空軍に在籍した後、47年に俳優デビューした。196cmの長身と低音のバリトンボイスが特長で、ハマー・フィルム・プロダクション製作の57年の映画「フランケンシュタインの逆襲」で怪物役に起用され、翌58年には「吸血鬼ドラキュラ」にドラキュラ伯爵役で主演。以降、ハマー・フィルムの看板スターとして「ドラキュラ」シリーズに主演し、怪奇映画ブームを築いた。

 74年にはリーさんの従兄弟であるイアン・フレミング原作の映画「007/黄金銃を持つ男」(ロジャー・ムーア主演)で不気味な殺し屋スカラマンガを演じ、「007」ファンを魅了。近年は、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」シリーズのサルマン役、「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」のドゥークー伯爵役、また「チャーリーとチョコレート工場」「ヒューゴの不思議な発明」などで存在感を示し、若い世代のファンを獲得していた。

 これまで出演した作品は、250本を超える。米Deadlineによれば、リーさんは2013年のインタビューで、「映画製作は私にとってただの仕事ではなく人生です。俳優業以外のことにも興味はあります。例えば私は歌ったり本も書きますが、演じることこそ私の原動力であり、自分が選んだ道であり、人生の目的なのです」と語っていた。