虎視眈々と出場機会を狙う太田「今はやれる自信がある」

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 日本代表の常連メンバーの一人だが、選ばれることだけに満足はしていない。DF太田宏介(F東京)は「試合に出ないとダメです」と厳しい表情を見せた。

 アギーレ体制からコンスタントに代表に招集されている太田は、1月のアジア杯メンバーにも入ったが、4試合で出場はゼロ。バヒド・ハリルホジッチ体制となった3月シリーズも招集メンバーに名を連ねたものの、出場はウズベキスタン戦後半の45分間に限られた。

「試合に出たいという思いが、代表に選ばれるたびに強くなっています。今年に関してはアジア杯からメンバーにはいますが、試合にでられていない時間が多いので」と、代表選手としてなかなかピッチに立つ機会をつかめない現状に悔しさを滲ませた。

 Jリーグでは結果を残してきたという自負がある。所属するF東京では全試合先発出場、第3節からはフル出場を継続。多くの得点機を演出するだけでなく、自らも2ゴールを記録している。「Jリーグで結果を残さないと代表にはいられないと思っていますが、連戦が続く中でもずっとフル出場を続けていてコンディションもいい」。だからこそ、「今はやれるという自信がメチャクチャあります」と胸を張った。

 今回はDF内田篤人が未招集となったものの、DF長友佑都、DF酒井高徳、DF酒井宏樹らライバルは多い。「いつチャンスがくるかは分かりませんが、いつチャンスがきても万全の状態で出られるように準備します。自分を信じて待つだけです」。ピッチに立ったとき、最高のパフォーマンスを見せるために万全の準備を進める。

(取材・文 折戸岳彦)


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