賢い主婦はムリせず稼ぐ!?今どきママのお仕事事情

長引く不況や保育施設の充実などもあって、子育て真っ最中でも働くママたちが増えています。子育て中の主婦150人に実施したアンケートでも、「今は働いていなくてもいずれ働きたい」人が半数以上。
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長引く不況や保育施設の充実などもあって、子育て真っ最中でも働くママたちが増えています。子育て中の主婦150人に実施したアンケートでも、「今は働いていなくてもいずれ働きたい」人が半数以上。子育てや家事の合間をぬって、賢く働く主婦が急増中なのです。家庭のお財布は、もはや主婦たちに支えられている!
【質問1】
お仕事したい!そもそもの理由は?
・「社会とつながっていたかった。働けばお小づかい稼ぎにもなるし」(レポートチェック)
・「家計はもちろん、これから教育費がかかってくると思ったので」(ハウスキーピング)
・「主人にずっと働いてと言われていたから」(試食販売)
ママたちの就業の理由で、やはり一番多いのは「お金」。生涯で1000万円かかるといわれている子どもの教育費や塾代を貯めるため、お仕事に踏み切るママが急増中なのです。また、「自分のお小づかいが欲しい!」というチャッカリ派も少なくないよう。一方で、ダンナ様に「働いてほしい」と頼まれたというママも。母たちの就業には、夫たちのお財布事情も微妙に関係しているようです。
・「自分の好きなお菓子作りを仕事にしてみたいという思いがありました」(製菓教室勤務)
子供のために家に入ったとしても、待っているのは長〜い老後。好きな仕事を自分のペースで続けたいと考えるママたちも増えています。家事や育児に追われていても、今どきママはしっかり将来に備えているものなのです。
【質問2】
どれくらい働いていますか?
1週間の勤務日数 平均3.3日
〜1日 12%
〜2日 15%
〜3日 23%
〜4日 19%
〜5日 31%
1日の勤務時間 平均4.9時間
〜2時間 8%
〜4時間 27%
〜6時間 42%
〜8時間 23%
主婦150人のうち、働いている34%の人に聞いたところ、1週間の平均勤務日数は3.3日、1日の平均勤務時間は4.9時間という結果が出ました。まだまだ子どもに手がかかる世代のママは、空き時間を利用してムリなく働いているようです。
【質問3】
この先、どんな風に働きたい?
・「ずっとこの仕事を続けていきたいので、資格を取ってキャリアアップしていきたい」(医療事務)
・「OJTや研修をしっかり受けてスキルアップしたい」(服飾店員)
現在、働いているママのほとんどが、将来的にはスキルアップをめざしています。中には「働いている場所の近くに引っ越したい」という意欲満々のママも。将来性が期待される介護の資格への関心も高まっているようです。
総務省の「労働力調査」によると、平成25年の「共働き世帯」は1065万世帯で、専業主婦がいる世帯の745万世帯を大きく上回る数値に。もはや生涯働かない主婦のほうが、少数派です。さまざまな事情はあれども、主婦もどんどん社会に出ていく時代。夫たちも置いていかれないよう、意識改革が必要なのかもしれません。
写真© miya227 - Fotolia.com
※出典:雑誌『Como』(主婦の友社)/「『子育て真っ最中!』ママたちのお仕事復帰STORY」より