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 美川憲一がまたも「金銭トラブル」で泥沼にはまっているようだ。

 現在、前所属事務所から約2億円の損賠賠償を請求されている美川だが、5月21日、東京地裁で開かれた第三回口頭弁論では、裁判長から、

「もともと一緒に仕事をしていた間柄なんだから、判決よりも話し合いで解決できないものか」

 と和解勧告を出された。ところが、原告・被告ともにこれを拒否。これで7月16日の判決を待つばかりとなった。

「被告の美川サイドが一切の和解金の支払いを拒んでいるので、このような結果になったんですよ。美川さんの懐事情は相当に逼迫しているとみていいと思います」

 芸能関係者の一人はこのように話す。5月26日発売の週刊女性(主婦と生活社)も、美川の仕事の激減ぶりを報じている。その原因はやはり、美川の独立騒動と金銭問題にあるようだ。

絶体絶命のご意見番は窮地を躱すか

 記事によれば、2012年、前所属事務所を辞めるまでの10年間で、年間ギャラの最高額が04年の3億2593万円だった。しかし、紅白落選の11年になると1億3824万円と3分の1に激減。独立後はさらに落ち込んでいるらしい。

 12年には地方税の滞納による自宅マンションの差し押さえの噂も流れた。この頃から出演者の金銭問題を嫌うNHKはもとより、民放各局でも、美川の出番は急減した。

「美川はもともとカネにセコイというか、執着が強い。たびたび金銭トラブルを引き起こしてきました。01年には、当時の後援会長と借金トラブルを起こし、話題になったこともあります。彼をよく知るスポンサー筋の間では“ああ、またか”といった声も聞かれます。自業自得だと思いますね」(芸能関係者)

 週刊女性によれば、美川が都内に所有している5億円といわれる豪邸と自宅マンションにはすでに1億円以上の抵当が設定されているという。

 これまで芸能界のご意見番といわれてきた美川だが、いったいそのご意見、どの口で言ってるんだといいたくもなる。それでもまた這い上がってくるのだろうか。芸能界の妖怪の再浮上に注目したい。

(取材・文/小林靖樹)