「僕たちの家(うち)に帰ろう」の一場面 (C)2014 LAUREL FILMS COMPANY LIMITED

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 第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された中国映画「遥かなる家」(映画祭上映時タイトル)が、邦題「僕たちの家(うち)に帰ろう」として8月に公開が決定した。

 13億もの人口を誇る多民族国家・中国で約1万4000人しか存在しないといわれる少数民族ユグル族の幼い兄弟の冒険と成長を描いたドラマ。古代シルクロードの一部として繁栄した中国北西部の草原地帯を舞台に、リー・ルイジュン監督が滅びゆく民族と文化への哀惜と、現在の経済発展の代償として抱える環境問題を提起する。

 放牧で生計を立てる両親と離れて暮らす兄弟バーテルとアディカー。祖父母と一緒に住んでいるバーテルは、学校の寮で暮らすアディカーに両親の愛情を奪われたと思い込んで嫉妬している。そしてアディカーもまた、兄に対して複雑な思いを抱えていた。ある年の夏休み、迎えに来るはずの父親が一向に姿を見せないことから、兄弟はラクダにまたがって両親を探す旅に出る。

 「僕たちの家(うち)に帰ろう」は8月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。